今、生活スタイルの変化から乳がん、子宮頚がん、卵巣腫瘍など女性特有の病気になる人が増えている。最近は20代から30代の若い世代にも増えているこの病気を、早期発見するにはどうすればいいのだろうか。また、がんになった場合はどのように対処するべきなのだろうか。SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』では、女の病気と闘う人々をテーマに当事者たちが赤裸々に語った。
36歳のときに空港で倒れて病院に運ばれ、卵巣がんの手術を受けたという漫画家の藤河るりさん。もともと人間ドッグでは子宮内膜症の検査に引っかかっていたが、内膜症が大変だという認識がなかったという。「卵巣は開けてみないと分からない難しい臓器。ほとんど症状は出なくて、手術をするときまで先生は”がんです”とは断言しなかった」と話した。
これを受け、26歳のときに「卵巣境界性悪性腫瘍」で卵巣と子宮を全摘出した元AV女優でタレントの麻美ゆまさんは「お腹を開けるまで診断がつかないのに切除することを決めないといけない。結局、病名は手術が終わったあとに“がん”かどうかが分かる」と自身の経験をもとに振り返った。
卵巣は診断の難しい臓器で、手術をしないと良性か悪性かどうかを断定できない。そのため、病理診断を待ってようやく病名が確定されるという。麻美さんは「はじめはお腹の調子が悪いなって気付いて、消化器官がやられているのかと思った。でも全然よくならなくて、気づいたときにはお腹がふくらんでスカートがすごくきつくなった」と話し、「病院に行ってレントゲンを撮ったときには腹水がたまっていた」とコメント。発覚したときは26歳。「自分の身体に何が起こっているのか分からない。ドラマで聞いたことがあるけど腹水って何かな、とか」と当時を振り返った。
これを受け、藤河さんは「卵巣を開けてみないと分からないって言われると、すがってしまう。切るっていう決断が鈍ってしまって、先生もはっきり言えないので食い下がってしまった」と話し、若いからこそ出産のことを考え、なかなか手術に踏み出せなかった苦悩を語った。
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(ライター/小林リズム)
『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』は毎週土曜23時45分から&毎週日曜17時から放送(17時は再放送)