トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のBLACK 35・36回戦が6月1日、AbemaTV麻雀チャンネルで放送され、滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)と白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)がトップを取り、4位までの準決勝進出争いがさらに激化した。

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 各選手27対局行う予選も残すところ10対局となったBLACK DIVISIONの35回戦は、滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)、猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)、藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)、平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)が対戦。「終盤戦に向け、あきらかに甘い放銃はなくし、前に倒れる覚悟でいきます」と滝沢は、後半戦に向け、決意を新たにしていた。東2局、滝沢は親番で1万2000点を加点。東3局1本場では、平賀に1万2300点に放銃したが、南4局2本場で猿川が親番で粘る中、平賀から1万2600点をアガり、接戦を制した。「今回の対局を含め残り10対局。トップ率5割でいきたい。残りの5回は最低チャラで。とりあえずトップ1回をクリアしたので、あと4回トップとります」と、準決勝進出に向け、自身の最終ポイントをプラス域での着地を目指すことを宣言した。

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 36回戦、対局者は白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)、佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)、鈴木達也(日本プロ麻雀協会)多井隆晴(RMU)。+16.4で3位をキープしていた白鳥は「現状、ポイントはそんなに持っていないんですが、3位という位置で10対局残っている。作戦としては、ポイントを大きく減らさない打ち方をしていきたい」と、弱気ではなく、落ち着いて冷静に打つことをテーマに掲げていた。東1局、多井の満貫ツモを親かぶりした白鳥だったが、東2局2本場で8600点をものにする。その後もしぶとく流局時テンパイを積み重ねながら、トップのままオーラスへ。南4局1本場、鈴木からリーチが入るものの、放縦してもトップはキープできると読み打ち進めると、思惑通り4200点を失いつつもトップを確保した。「残りの対局数が少なくなってきている中で、今回の対局は僕が1位、寿人さんが2位、多井さんがラスという理想的な並びを作ることが出来たのでよかったです」と、準決勝へ進むために掲げたテーマに沿って、冷静に打てたことを素直に喜んだ。

 35、36回戦を終えて準決勝圏内となる4位の藤田は▲13.1。最下位の滝沢まで約257ポイント差だが、トップ・ラスで最低でも60ポイントが縮まるルールだけに、リーグ終盤に向けて、準決勝進出争いはさらに混沌としてきた。【福山純生】

 BLACK DIVISION 35・36回戦戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。

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 1位 佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)+478.1 2位 平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)+142.9 3位 白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)+67.7 4位 藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)▲13.1 5位 多井隆晴(RMU)▲66.7 6位 猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)▲121.1 7位 鈴木達也(日本プロ麻雀協会)▲217.0 8位 滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)▲270.8

 ◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。

(C)AbemaTV

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