生き馬の目を抜く厳しい競争社会である芸能界で生き残ってきた先輩芸能人が後輩にその処世術を教える番組『TVじゃ教えてくれない業界裏教科書』(AbemaTV)が4日に放送され、オアシズ・大久保佳代子が、「こんな女性タレントは嫌われる! 女性タレントのNG行動 講座」の先生として登場。具体的な嫌われる行為や態度などを生徒役のNGT48・北原里英、女優・山地まり、タレント・青山めぐ、そしてモデルで『テラスハウス』(フジテレビ系)にも出演したNikiの4名に伝授した。
嫌われる女性タレントの傾向
大久保は「取り巻きがやたらと多い」女性タレントは嫌われると語る。
「これはやっぱりイヤですね。よっぽどベテラン、大御所だったらまだいいです。今から伸びるような若い子がこれをやると目に余るんですよ。何しろロケの時とか、ロケバスがぎゅうぎゅうになり単純に邪魔! 私なんてマネージャーと2人か、1人の時もありますよ。出たてのタレントで、チャラい取り巻きがいる人っているんですよね。メイク、スタイリスト、マネージャー、なんかのアシスタント4~5人でバス乗るから補助席出したりする。そして、その補助席にエロヒゲ蓄えたようなチャラい男がいたりするんです。バスの中動けないですよ。取り巻きが多いと偉そうに見えたり、そこだけで世界がギュっとなっているから。収録前とかに喋りづらいんですよね。極力少ない方が、好感度というか、頑張ってるな、と思われます」
また、取り巻きがいると結局その世界の中だけで喋るため、番組本番にあたり、事前の意思疎通や打ち合わせもできなくなってしまうのだ。
天然キャラはぶっ飛びレベルであればOK
続けて「しつこく天然キャラを続ける」のも嫌われる女性タレントの特徴だとして、「もう飽き飽きなとこありませんか? 大概、最初はそれでスタートして、辞め時が分からないんでしょうね。なんとか星から来た人とか、AKBにもいたけど、レモンになりたいといった人」と大久保。
これに対し、北原が「市川美織ですね。『フレッシュレモンになりたいのー』です」と仲間のことを紹介すると、市川ほどのレベルのぶっ飛びようであればOKであると大久保は評価。ただし、年齢を経ると設定が苦しくなるし、結局はバレてしまうもの。滝沢カレンくらい本物の天然だと別格で、天然キャラでいいが、それ以外にとってはリスキーだという。
キャラというものは個々のタレントにとっては「武器」ではあるが、無理はしない方がいい。「ため口」もそうで、そうした人ほどカメラが回っていないところでは黙ってしまったり、「スイマセン」などと謝ってしまうのだという。そして大久保は「私が性欲が強いというのは元々持っているものです。これは自ら培養して、出して行ったのです」と言い、キャラがないと嘆く北原に譲るとも宣言した。
北原はセクシーと評判の唇を持つだけに、大久保の後釜となるエロ枠を推奨したが、AKBグループの現役なだけにそれは固辞した。
なお、キャラ設定がうまくいっている具体名として磯山さやか(ぽっちゃり)、野呂佳代(デブ、がさつ)、手島優(年齢詐称、スッピンがヤバい、整形疑惑、男にストーカー気質)、矢口真里(あの事件=不倫)の4人が挙げられた。
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