指定暴力団神戸山口組・組長の井上邦雄容疑者が、4年前、神戸市灘区の携帯電話販売店で、自分で使うことを隠して他人名義で携帯電話を機種変更契約したとして、詐欺容疑で逮捕された。調べに対して、知人が契約した携帯電話を使ったとして容疑を認めている。
神戸山口組は、2015年8月に指定暴力団山口組から分裂し結成。抗争事件が相次いでいた。2017年4月には神戸山口組から離脱した幹部らが新たに任侠団体山口組を結成し、警察は3つの山口組の動向を警戒していた。山口組系の内紛が続くなか、神戸山口組の組長が比較的軽い詐欺の疑いで逮捕された。
これにはどのような狙いがあるのだろうか。元検事で弁護士の大澤孝征氏は「警察の真の狙いは神戸山口組を壊滅させること。内紛が続き、組織が弱体化しているなか、司令塔である組長がいないうちに、徹底的に捜査を行うのではないか」と分析した。
(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)
(C)AbemaTV