6月5日午後6時ごろ、広島県三原市のスポーツセンターで、中学3年の男子生徒が面識のない5歳の女の子を殺害しようとしたとして逮捕された。
投げ落とされた女の子は、高さ6メートルある2階部分から投げ落とされ、ロッカーに直撃し、床に仰向けの状態で倒れていたという。スポーツセンターの館長は、「ドーンと音がして、女の子が大変だ、救急車を呼んでくれというので、職員が駆け付けた。女の子を落とした男子生徒は『大変なことをしてしまった』と言っていた」と事件直後の様子を話した。
警察によると、男子生徒は母親とスイミングスクールに来ていたが、当時母親は別のところにいた。男子生徒は殺意を否認しており、「女の子がまとわりついてむかついた。痛めつけるつもりだった」と話しているという。
三原市の教育委員会によると、男子生徒は公立中学校の特別支援学級に在籍し、体に触れられることが嫌いで、体に触れられると落ち着かなくなるという特性があったという。教育委員会は「支援が必要な子でも善悪の判断をしっかり指導すべきである」とコメントした。女の子はあごの骨を折るなどの重傷を負っている。
6日放送の若者向け総合情報番組『原宿アベニュー』で、火曜コメンテーターで3児の父である杉浦太陽は、「多少障害があるとしても、事情聴取ではちゃんとした言葉で喋れているようなので。やっぱり親が『中学生だからもう大丈夫』と離れたのが良くなかったのかな。5歳の子のお母さんもちょっと目を離しちゃったっていうのもあるかもしれない。けど、まさかこんなことあるなんて思わないよね。地域のみんなが集まる場所ですから、やっぱり周りの大人が指導しなきゃいけないのかな。どっちの親としても胸が痛い」とコメントした。
(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)
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