![港区の女性会社員が政治家を志した理由「男性ばかりでは変わらない」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/e/2/724w/img_e29fd41f289fe12dc17ae4b0cc3c526c114864.jpg)
1946年に日本に初めて女性議員が誕生してから71年。未だに男女の議員数には差がある。日本の国政における女性議員の比率は、世界188カ国中、157位(列国議会同盟のデータに台湾を追加した数字/2016年1月時点データ)。なぜ、日本の女性政治家はなかなか増えないのだろうか?
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(番組MCのSHELLY)
6月10日放送のSHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』(AbemaTV)では、「オンナの政治家はつらいよ」をテーマに当事者たちが赤裸々に語る。
千葉県議会議員の水野ゆうきさんは、3.11の東日本大震災をきっかけに自身の住んでいた地元で議員になろうと決意したと話す。震災の際に地元である我孫子市は液状化し、被災地になってしまったという。
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(千葉県議会議員の水野ゆうきさん)
「当時は東京で働いていたので帰ろうと思っていろいろな情報を探したら、我孫子市はネットが脆弱で。サイトもダウンしてしまうし、SNSもやっていなかったので、どんな状況か分からなかった」と話し、震災時は都内から歩いて帰宅。
「他の自治体をみると避難所を発信しているところはしているんです。我孫子市の惨状をみてまずいなって思って、地域に密着してやるには市長や議員にならないと解決できないんだなって感じて。その年の選挙にすぐに出馬をしました」と、政治家を志したきっかけについて語る。
当時から家族や親戚にもまったく政治家がいない状態。自宅を事務所にし、マイクと自転車だけで選挙活動。家族の協力を得て、人件費をかけずに工夫したため、選挙活動費は50万円ほどで済ませたという。
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(港区議会議員のやなざわ亜紀さん)
一方、港区議会議員のやなざわ亜紀さんは、もともと大手化粧品会社に勤めていたが自身が子どもを産み、待機児童に頭を悩ませた経験から政治家を志すことになった。
「私が妊娠したときに『港区は保育園に入りにくい』と言われていて。子どもは絶対に4月に産まないといけないなって計算した」と振り返り、3月末に産まれる予定だった子どもが4月に産まれたときはほっとしたという。
当時、待機児童率が23区内でワースト1だった港区。「私は田舎出身で家族も近くにいないし、ベビーシッターを雇うのも高額。『どうして保育園に入れるかどうかで悩まないといけないんだろう』と思った」と話し、調べたところ港区は平均50歳代の男性議員が多く、女性も少ないことが分かったという。「女性が少なくて、平均年齢も高いなら(現実は)変わらないのかもと思って、じゃあ私が中に入って変えたいって思ったんです」と話す。現在、港区は保育園が3倍に増え、保育料も2人目は無料になったという。
(C)AbemaTV
(ライター/小林リズム)
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