5月28日(日)22時からAbemaTV「AbemaSPECIAL2チャンネル」にて生放送された、幻冬舎代表取締役社長・見城徹によるトーク番組『徹の部屋』。
見城徹が司会を務め、モデルでタレントの大石絵理がアシスタントを務めるこの番組では毎回、見城本人が“いま一番会いたい人”をゲストに迎えてトークを繰り広げるトーク番組である。
今回は、ロングブレス考案者の美木良介と、飲食店事業界のカリスマ、ダイヤモンドダイニンググループ代表の松村厚久をゲストに迎えてお送りした。
東京・銀座にあるヴァンパイヤカフェを始め現在431店舗を経営している松村。
和食なら和食と1つのジャンルで店舗拡大していくケースが多い飲食業界において、松村が代表取締役社長を務める株式会社ダイヤモンドダイニングは、100店舗すべて違う業態で営業を行う100店舗100業態を掲げ創業。
100店舗を超えてからチェーン展開も始めているが、記念すべき1店舗1業態目となったのが銀座のヴァンパイヤカフェ。ドラキュラの館をモチーフに、食とエンタテイメントを融合した店舗を思いついたきっかけについて松村は「新婚旅行でアメリカのオーランドに行った時、世界で一番恐いお化け屋敷に入ったんです。恐すぎて腰を抜かしちゃうので4人以上じゃないと入れないんですよ。アメリカ人カップルと4人で入ったら、ジェイソンがチェーンソーを振り回して向かってきたわけですよ。逃げようとしたら、一緒に入ったアメリカ人カップルが泡を吹いて倒れていて。その時、非日常はすごいと。これをレストランでやろうと思ったんです。」と語ると、見城は「これをレストランでやろうと思うのがすごいだろ!」と感嘆した。
飲食業界では異例とも言える松村の目標について見城は「会社としてはとっても不経済だよね。料理の材料だって同じチェーン店で出していけば効率的じゃない。」と経営者としての視点からコメント。
これだけの店舗を抱える松村に対して大石から「それだけあったら行ったことがないお店があってもおかしくないんじゃないですか?」と質問を投げかけると、松村は「もちろん、もちろん。店に入ってからうちの店舗だと気がつくこともあります。」というエピソードを披露。さらに松村は「うちの店舗のマネをしている店に入った時、自分の店だと勘違いして店員にダメ出しをしている時もありました。」と天然エピソードを話した。
自分の店だと気が付かないほど多くの店舗、スタッフを抱えている松村だが、それでも見城には頭が上がらないという。というのも、松村は若年性パーキンソン病を患っており、会話すらままならない時がある。そんな時、見城の助けを借りたことがあった。「某都市銀行の常務に取引を開始してもらおうというんで、俺がその常務と親しかったから、松村を連れて行ったわけよ。でも、松村があの時調子悪くて、ほとんど口も聞けないの。融資だから常務も心配になってくるじゃん。俺、ダイヤモンドダイニングのある程度は分かっているけど根本は分かってないじゃない。ダメかなと思ったら…ちゃんと取引してくれたね。だから本当に男気のある人が松村の周りにはいるんだよ」と当時のエピソードを語る見城。これには松村を含め、スタジオ見学に来ていたダイヤモンドダイニングの社員も頭を下げ感謝をしていた。
見城徹とダイヤモンドグループ代表の松村厚久の知られざるエピソードが今回の放送では語られた。松村がしきりに言っていた「僕らは見城チルドレンです。」という言葉も、こうしたエピソードから来ているのだろう。(AbemaTV/『徹の部屋』より)
次回(11日放送)のゲストは、俳優の六角精児と山中崇史が登場。ドラマ「相棒」のレギュラーの2人は、第3回の「徹の部屋」に出演した横内謙介氏が率いる劇団「扉座」の先輩・後輩。
21日から新宿紀伊國屋ホールで始まる舞台『幻冬舎プレゼンツ「郵便屋さんちょっと2017 P.S. I Love You」』の主演を務める山中と、数々の映画や舞台を手がけ、さらに舞台「郵便屋さんちょっと」もプレゼンツするMC見城社長が六角も交え熱い生トークを繰り広げる。果たして、どんなトークが繰り広げられるの、次回も目が離せない。