25人の美女たちが共同生活をしながら一人の男性のハートを奪い合う恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』。ロマンティックな演出と、リアルで時には残酷な恋愛模様が話題を呼び、人気を博した。

今回インタビューするのは、ウェイトレスの仕事をしながら芸能界を目指す24歳、森田紗英。番組前半、バチェラーの久保氏から一度もデートに誘われなかった彼女が、ひたむきな愛情表現で久保氏の心を掴んでいく姿には多くの視聴者が胸を打たれた。
恋人候補の最後の2人まで残りながら、惜しくも久保氏にフラれてしまった彼女に、自身の恋愛観、今後の夢をありのままに語ってもらった。
バラのハンドクリームを見て…

――久保さんにフラれてしまった後の心境を教えてください。
森田:直後はとにかくショックでした。もう部屋から出られないくらい。でも、今は立ち直ってきたと思っています。最終回まで久保さんを取りあった、蒼川愛ちゃんのことも素直に応援できるようになりました。久保さんと愛ちゃんの2ショット写真をインスタグラムで見ても、もう大丈夫(笑)。
あとは、バラ恐怖症になりました。薬局でバラの香りのハンドクリームや、バラのイラストがプリントされたシャンプーを見るだけで「ああああああ~」と(笑)。とにかく見ないようにしていたのですが、意外とバラのモチーフって世の中に溢れていて大変でした。完全にトラウマでしたね…。
そんな後遺症もあったのですが、地元・北海道の友達になぐさめてもらったり、母に「今は好きなことをしなさい」と言ってもらったりして、身の回りの人たちのおかげで立ち直ることができました。
――『バチェラー・ジャパン』に出演して一番変わったことは?
森田:やりたいことにどんどん挑戦する。そんな勇気をもらいましたね。いままで、私は自分にブレーキをかけがちなタイプだったのですが、『バチェラー・ジャパン』ではそんな悠長にしている時間はないんです。いつローズセレモニー(バチェラーの元を去る女性を決定するイベント)があるかわからないので、「久保さんと一緒にいられるのは今日が最後かもしれない」と思いながら毎日暮らしていました。
だから、他の女性出演者に嫌われても仕方ないと覚悟を決めて、久保さんに好きになってもらうことに全力を尽くしていました。
そんな時間を経験して、仕事も恋もどんどん挑戦しようと思えるようになったし、周りの人にも「ありがとう」や「ごめんね」をすぐに伝えるようになりましたね。
『砕け散るところを見せてあげる』

——恋愛が上手くいかないときの乗り切り方を教えてください
森田:久保さんからデートに全然誘ってもらえないあいだ、『砕け散るところを見せてあげる』というタイトルの小説を読んでいました。「私も砕け散ってやるぞ!」と思って。竹宮ゆゆこさんという方の、重めの恋愛小説です。気分が落ちているときは、あえて明るくない小説を読んだり、暗めの音楽を聴いたりして、とことん落ちこんだほうがいいと思いますよ!
——森田さん流の恋愛テクニックはありますか?
森田:そうですね…恋愛テクニックといえるものはないかも。だから、振られちゃったのかな(笑)。その代わり、ストレートに愛情表現します。触りたかったら触るし、ハグしたかったらハグする。だって、お互いが次の日も生きているという保証なんかどこにもないじゃないですか。だから、好きだと思ったらすぐにまっすぐ伝える。これが私の恋愛です。
――失恋中の女性にアドバイスをお願いします。
森田:失恋はとても辛いですが、フラれることで、もっとキレイになってやろうと自分を奮い立たせられる機会だと思います。もっと素敵な男性と出会えるチャンスだと思いましょう!
将来の夢

――今後、挑戦してみたい仕事は?
森田:ずっと憧れていたモデルのお仕事はこれからも続けたいです。尊敬しているモデルは佐藤ありささん。『セブンティーン』の専属モデルをされていたころから大好きです。
もうひとつ、いま興味があるのがDJのお仕事です。最近はじめたばかりなのですが、自分で音楽を鳴らしてつなげて、そこにお客さんがノってくれるのが最高!お客さんの反応がリアルタイムで来るのが楽しいんです。コツコツ自分でパソコンを使ってミックスを作ったり、スタジオで練習したりしています。
DJとして目指しているのはエリーローズさん。モデルとDJを兼業されていて、ファッションも、音楽を回しているスタイルも、全部がかっこいいんです!

失恋を乗り越え、新しい夢に踏みだした森田紗英。ときに考え込みながら、ときにはにかみながら語るその表情からは、いきいきとした力強さを感じた。
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