これからの梅雨の季節、急な雨で出番が増えることが予想されるビニール傘。しかし、格安で便利な一方、壊れやすく、風が強い日には街に散乱することもある。
そんなビニール傘に、これまでにない強い味方が登場した。
その名も「+TIC(プラスチック)」(税込3,780円)。見た目は普通のビニール傘だが、「+TIC」を手がけるサエラ代表取締役の山本健さんは、「風が強いなっていうくらいなら全然問題ない」と話す。手で折り曲げるとかなり柔軟性があり、強く振って裏返っても骨の部分は折れない。看板が飛ばされることもある風速15メートルの風で実験してみても、骨の部分がしなやかに曲がり、壊れることはなかった。
壊れない秘密は骨の材質にある。従来のビニール傘の骨はアルミ製だが、「+TIC」はプラスチック素材でできており、曲がることで衝撃を吸収し折れにくくなっている。
さらには、風が当たると回る「WBU」(税込2,052円~)という折り畳み傘も。傘の柄の部分を固定しても、上の傘の部分が回る仕組みになっており風を受け流せる。実験を行うと、壊れにくいだけでなく、それほど力を使わずに傘を持っていられた。山本さんは、「街に散乱している壊れた傘がたくさん落ちている。ものを大切にすることが環境をよくすることにつながる」と、開発の経緯を語る。
ちなみに、「どんな時にビニール傘を処分するか?」という調査結果では、「壊れて捨てる」が90.2%と最も多く、次いで「外出中に紛失」が36.8%、「外出中に盗まれる」が23.0%、「家に溜まって捨てる」が19.2%、「人にあげる」が15.0%、「不要になり置いてくる」が13.2%となっている。(複数回答可、株式会社マーシュ調べ)
(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)
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