(阪神淡路大震災を経験 兵庫県神戸市に住む黒田真知子さん※仮名)
毎年、震度5以上の地震が発生している地震大国日本。阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震。大震災が起こるとき女性ならではの苦労やトラブルがあった。女性にとって本当に必要な震災への備えとはいったい何なのか。
AbemaTV(アベマTV)で毎週土曜23時45分から放送中(次回は6月30日金曜夜22時から)のSHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』では、女たちの大震災、当事者が赤裸々に語った。
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(東日本大震災を経験 宮城県石巻市に住む山本美穂さん)
心身ともに大きな影響を及ぼす震災。被災後には家族の関係性が変わることもあるのだろうか? 2011年に東日本大震災で津波に流されそうになりながらも九死に一生を得た山本美穂さんは、「何かあったらここに逃げておくからねって避難所を伝えあうようになった」と説明。「友達同士や親ともするようになって、家族ともいい関係になったと思う」と話した。
(熊本地震を経験 熊本県宇城市で食堂を営む管理栄養士の相藤春陽さん)
また、2016年熊本地震で被災、翌日から被災者に離乳食を配るボランティア活動を行った管理栄養士の相藤春陽さんは、「息子が震災後にたのもしくなって、よく手伝ってくれるようになった」と紹介。「震災直後に離乳食を配るときも一緒に回ってくれて、学校で生活態度も変わったと先生から聞いた。いろんなことを経験して人のために何かをすることで気持ちが変わったのかなって」と話した。
(阪神淡路大震災を経験 兵庫県神戸市に住む黒田真知子さん※仮名)
一方で、震災をきっかけに家族とうまくいかなくなった人もいる。1995年の阪神淡路大震災を経験。特に火災のひどかった長田区で被災した黒田真知子さん(仮名)は、震災時に感じた価値観のズレをきっかけに夫と離婚。
「震災直後、自営の夫はお店のものを誰かに盗られることが心配でずっと家にいた。私は、家の周りで生き埋めになって亡くなっている人を見ていたので、子どもを連れて家に戻るっていうことが絶対にできなかった」と話し、「主人はなぜその感覚を持ってくれないのか。私たちに対してそれくらいの価値観なのかなって」と当時を振り返った。震災で絆が深まる人もいる一方で、がっかりしたという人もいるようだ。
(全国120か所以上で震災に関しての講演を行っている かもんまゆさん)
これを受け、支援コミュニティ「スマートサバイバープロジェクト」特別講師で全国120か所以上で震災に関しての講演を行っている、かもんまゆさんは「母親は子どもを守らないといけない、食べさせないといけないっていうのがあるので、震災のショックは男性のほうが大きい場合が多い。男性は自分で建てた家や、頑張ったものが崩壊していくことに心が折れる」と説明した。
(AbemaTV/『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』より)
(C)AbemaTV
(ライター/小林リズム)
▶︎次回は6月30日(金)22時から放送 『Wの悲喜劇90分SPたくさん愛しちゃダメですか?ポリアモリー・不倫・結婚てナニ?』
『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』は毎週土曜23時45分から&毎週日曜17時から放送(17時は再放送)