今や発行部数、約270万部越えの大ベストセラー「うんこ漢字ドリル」。例文全てに「うんこ」が使われた学習書で、空前のうんこブームを巻き起こしている。
しかし、このブームに一言、「我々は早すぎた」と物申す男性がいる。株式会社カヤックの亀田京介さんだ。
「『うんこ演算』というアプリを2011年にリリースした」と話す亀田さん。実は、ブームが訪れる6年も前に、カヤックはすでにうんこを題材にした学習アプリ「うんこ演算」を世に出していた。しかし、残念ながらブームの火付け役になることはできなかった。
その理由を亀田さんは、「Appleのアプリストアに『うんこ演算』を申請したが、Appleのストアには受け入れてもらえなかった」と説明する。
Appleの審査に通らず、アプリのリリースはAndroidのみ。スマホ利用者のうちiPhoneが半分以上を占める日本では、致命的だったという。その後も話題にはならず、そのままうんこ演算は流れて消えていくのかと思ったそうだ。
しかし、ようやく追い風が吹いてきた。亀田さんは、「昨今のうんこブームに乗っからせていただいて、とうとう出版の話が来てしまった。ようやく出版できるっていうので、我々には早すぎたんだなとしみじみ感じている」と感慨深く語った。
世に出すのが早すぎた「うんこ演算」アプリ。うんこ漢字ドリルを超える日は来るのか。
(AbemaTV/原宿アベニューより)
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