あなたはパートナーがいるのに、別の人を好きになったことがあるだろうか。火曜ドラマ『あなたのことはそれほど』(TBS系)や上戸彩主演『昼顔』(フジテレビ系)、渡辺淳一の恋愛小説『失楽園』。禁じられた恋はいつの時代も人々を悩ませてきた。しかし今、画期的な恋愛スタイル「ポリアモリー」が話題になっている。
(『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』番組MCのSHELLY)
ポリアモリーは、浮気でも不倫でもなく複数の恋人と合意のうえで性愛関係を築く人たちのこと。AbemaTV(アベマTV)で毎週土曜23時から放送中の、SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』では、「ポリアモリー、不倫・結婚ってなに?」をテーマに、テレビ史上初、ポリアモリーの当事者たちが全員顔出しで赤裸々にその生活を語った。
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(フリーライター 亀山早苗さん)
女性の生き方を中心に、恋愛・結婚・性の問題に関する著作を多く出版しているフリーライターの亀山早苗さんは、「結婚制度は人々のためというより、国が管理しやすいからやっている制度。人の気持ちや感情や欲をどうにかするものではない」と説明。さらに、自身も過去に結婚をしたことを振り返り、「結婚生活よりも結婚の制度が辛かった」と語った。
(ニュースサイト『ウートピ』編集長 鈴木円香さん)
これを受け、働くアラサー女性のためのニュースサイト『ウートピ』編集長の鈴木円香さんは、「30歳で結婚をして90歳で死ぬとして、60年間1人の人としかセックスをしないとか、特別な関係をもたないっていうのはすごく不自然だと思う」とコメント。自身は結婚し、子どもがいる身ではあるものの、現在の結婚制度について疑問があるとした。
(法律相談ポータルサイト『弁護士ドットコム』副編集長 山口紗貴子さん)
一方で、日本最大級の法律相談ポータルサイト『弁護士ドットコム』の副編集長である山口紗貴子さんは「独身時代は何をしていても自由だと思う」としたうえで、「結婚したからには夫と妻という関係で、子どもを産み育て、その子が安定した暮らしのなかで育っていく基盤をつくりたい」とコメント。「そこに夫以外の男性がいるのは安定が損なわれるのでは」と疑問を述べた。
さらに、山口さんはポリアモリーに対して誠実であるとしながらも、自分には難しいとコメント。「ポリアモリーが増えることは、恋愛が得意な人はすごく楽しいと思うけど、恋愛が面倒くさい人にとっては厳しい時代になるなって思ってちょっと嫌だなって。夫がもし“実はポリアモリーだから楽しもう”って言われても無理ってなると思う」と胸の内を語った。
また、ポリアモリーは合意のうえで複数恋愛を楽しんでいるが、法律の面では「慰謝料を請求される可能性は出てくる」と説明。「公序良俗に反しているかどうかのジャッジがあるので、契約があったとしてもその有効性が問われる」と話した。
(AbemaTV/『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』より)
(C)AbemaTV
(ライター/小林リズム)
▶︎6月30日放送『Wの悲喜劇90分SPたくさん愛しちゃダメですか?ポリアモリー・不倫・結婚てナニ?』
『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』は毎週土曜23時から&毎週日曜17時から放送(17時は再放送)