江の島の海でナンパされ、ワンナイトラブ　男から後日ドン引きのLINEが…

　身も心も解放的になれる夏の季節は、いつもよりちょっと大胆になれるもの。女性の中には「ひと夏の恋」に身を焦がしたことがある人もいるのではないでしょうか。

　海外では恋愛系リアリティー番組『"ex-エックス" オン・ザ・ビーチ～戦慄のバカンス～』が人気ですが、今回紹介する筆者の友人リリカ（26歳・仮名）も、そんな番組に出てきそうなひと夏の恋の経験者。海で出会った彼と恋の火遊びに身を投じたそうです。

友人と江の島の海でナンパされた巨乳美女・リリカ

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　おっとりとした物腰で天然なところがあるリリカは、その見た目に反して、脱ぐとびっくりのダイナマイトボディ。Fカップ巨乳の持ち主です。そんなリリカが高校時代の女友達3人と江の島の海へ行ったのは社会人になったばかりの夏、22歳のときのこと。22歳のうら若き乙女3人がビーチで遊んでいるとなれば、当然のようにナンパをされます。ビーチバレーをしていたリリカたちのボールがおかしな方向へ飛んでいき、そのボールを拾ってくれたのは3人組の男性。

「よかったら俺たちと一緒に遊ばない？」

　男性3人組はそう言って、クーラーボックスから缶チューハイを取りだして渡してきます。それなりにダイエットをし、可愛い水着も新調した女3人組にとって、ナンパされることは想定内。それどころか、ナンパを心待ちにしていた部分もあったそうです。タダでお酒が飲め、焼きそばやかき氷を奢ってもらい、出会った男たちにちやほやされる……これぞ、夏の醍醐味。リリカたちは彼らと一緒にお酒を飲み、仲良くなりました。

「今度一緒にドライブとかBBQしよう！俺ら車出すからさ」

　そんな約束をして、その日は解散したそうです。

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「顔も名前も覚えていないけど…」海で会った彼とデート

　江の島の海では『またみんなで遊ぼう』と約束をしたものの、6人の予定を合わせることは難しく、遊びの計画はあやふやなまま。『もう会わないだろうな……』そう思っていたときに、リリカのもとに個人宛にLINEが届きます。

「リリカちゃん、明日空いてる？よかったら2人で飲まない？」

　LINEが届いたとき、一番はじめにリリカが思ったのは「3人の男のうちどの人だろう……？」という疑問。お酒を飲み、その場のノリだけで楽しんでいたこともあり、ひとりひとりの顔と名前をよく覚えていなかったのです。

　とはいえ、せっかくの誘い。彼氏もいないし、ちょうどいい気晴らしになるかも……。そう思ってリリカは誘いに乗ることにしました。恵比寿の近くのカフェで顔を合わせたのは、3人の男性の中でもっともチャラくてノリの軽かったショウヘイ（28歳・仮名）でした。

　しかしその日のショウヘイは江の島で会ったときのように水着ではなくスーツを着ていたこともあり、きちんとした大人に見えたそうです。

「リリカちゃん、久しぶり。ちょうどおいしい店があるんだ」

　そう言って連れて行かれたのは、店内に巨大なアクアリウムがあるイタリアン。天井にはシャンデリアがつるされ、とてもラグジュアリーな雰囲気でした。

「わ、すごい！ウミガメが泳いでる…！」

　お洒落な店内の雰囲気にリリカは大興奮。

「江の島の海はこんな感じじゃなかったよね（笑）」

　そんな会話を楽しみながら、ワインや食事を堪能しました。お洒落なお店に美味しいご飯。身も心も癒されたリリカはすっかりいい気分になったこともあり、つい時間を忘れてしまいました。気づけば終電まであと10分という時間に。

「やばい、もう行かなきゃ。終電なくなっちゃう！」

と慌てるリリカに、ショウヘイは素早く会計をすませ、店外へ。駅まで向かう間、ショウヘイは「実は駅まで近道があるんだ」と言って手を握ってきました。リリカは酔いも手伝ってショウヘイに手を引かれるまま歩いていきました。でも、着いた場所は駅ではなく……

「お城ついたよ！」

　なんとラブホテルでした。笑うショウヘイを見て、リリカは「やられた…！」と思いました。しかし、終電はあっという間になくなっていきます。リリカは「何もしないこと」を条件に、仕方なくショウヘイとその“お城”へ入ることにしました。

“お城”で繰り広げられる茶番、結局ラストまで…

　何もしないことを約束して入ったはずでしたが、若い男女ふたりがラブホテルで何もせずにベッドで横になるなんて無理な話。お風呂に入り、電気を消して布団にもぐった後でリリカはショウヘイに抱きしめられました。リリカが「何もしないんじゃなかったの？」と聞くと、「ちょっとだけだから…」と甘えてくるショウヘイ。その後も「ちょっとだけ触っていい？」「ちょっとだけキスしてもいい？」と質問を重ねられ、ついにはワンナイトラブ。

「見た目も嫌いなタイプじゃなかったし、気分も乗ってきたから……。いい思い出になるかなと思ったし」

と、リリカは言います。しかし、海辺のナンパで出会い、初デートのその日に関係を迫ってきたショウヘイ。彼氏にするにはあまりにも信用がありません。もう会うことはないと思っていました。

「俺たちが出会った江の島の海で待ってる」LINEにドン引き

　たった1回の関係で終わると思っていたリリカですが、その後もショウヘイからは頻繁に連絡がきました。食事の誘いや何気ない会話がLINEで送られてきます。リリカはそのときは既に「正直面倒くさいなぁ……」と思っていたので、1日くらい時間をおいて返事をしていました。実は、リリカにはショウヘイのほかに彼氏候補となる好きな人ができたのです。

　つれないリリカに、ショウヘイはますます燃え上ったのか、電話をかけてくるようになり、食事の誘いや会いたいといった内容のLINEを送ってくるようになりました。厄介に思ったリリカは正直に「すみません、好きな人ができたのでもう会えません」と返事をしました。するとショウヘイからは驚きのLINEが。

『あの夜のことを忘れたの？お前と結ばれた夜のことを俺は忘れられない』

『ビーチでリリカを見つけたときに、俺の運命の人だと思ったんだ！俺を信じろ』

　このショウヘイからのLINEにリリカはドン引き。さらに……

『今夜10時、俺たちが出会った江の島の海で待ってる。そこで、俺の気持ちを伝えたい』

と送られてきたので開いた口がふさがりません。そもそも翌日は仕事で、江の島へ行くまで自宅から1時間半もかかります。『もう付き合いきれない……』そう思ったリリカは、そのショウヘイのLINEを最後にそっとブロックしたのでした。

　その後、一緒に江の島へ行った友達経由でショウヘイから何度かコンタクトがありましたが、事情を話して全部無視。友達からは「災難だったね」と同情されるそうです。

　リリカのうんざりした様子を見ていると、筆者は『ひと夏の恋をいい思い出で終えるためには、お互いに割り切っていることが重要なんだなぁ……』としみじみ感じました。

（ライター／小林リズム）

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“ex”とは「以前の恋人、元夫、元妻」という意味。『“ex-エックス” オン・ザ・ビーチ～戦慄のバカンス～』はビーチも近いプール付きのシェアハウスが番組の舞台。ゴージャスなシェアハウスに暮らすキャストたち。キャストらはとにかく美男美女で個性派揃い。番組では癖のある新メンバー“ex”（誰かの元恋人）が何度も追加され、キャストらは“ex”達にかき乱される。

台本は一切なしで、専用タブレットに届く番組サイドのメール指示は絶対。他にいい感じの相手がいようが、関係なく元恋人とデートさせられることも。どんなに気まずくともキャストらは番組サイドの指示に従うしかない。やがて大きな修羅場へと発展し……？！