7月16日に放送された『千原ジュニアのキング・オブ・ディベート』で、元宮崎県知事の東国原英夫、評論家の山田五郎らが、『小池知事に届け!激論どうする東京大改造』をテーマに徹底討論した。
■外国人労働者は技能実習制度が問題!?
「外国人労働者を増やすべき?」という論点では、山田五郎の「技能実習制度がダメだと思いますよ。結局グレーなケースを増やしていると思いますよ」との指摘に対し、川松真一朗・都議(自民党)は「日本で技術を学んで、海外に持ち帰ってそこの産業が発展してくれたら、日本を好きな人は増えてくるじゃないですか」と反論。
東国原も「移民を全て受け入れることは出来ないから、今は技能実習制度を活用するしかないでしょうね」と川松に同調、「実習をしたら祖国に帰って下さいって制度なんですね。それを帰らないで、日本にいる、東京にいるというような制度にしていった方がいいと思います。今は5年まで入られるようになったので、家庭を持って住みついてもらう。日本が少子高齢化で人口減になった時、外国人の方の支えがなくなったら社会を維持できません」と続けた。
■東京の人口増加。一極集中って悪いこと?
一極集中が問題とされる東京の人口を減らすべきかについては、山田が「基本的に一極集中が悪いことだと思わなくて。効率が良くていいと思いますね」とコメントすると、以前から東京の人口を減らすという意見に反対していた渡瀬裕哉(政治評論家・早稲田大学招聘研究員)も「人は住みたいところに住めばいいので、東京に住みたかったらドンドン引っ越してくればいいんですよ。その人達をムリヤリ地方に移すとかそんなこと政治がやっちゃいけないですよ」と続けた。
東国原が東京の人口が増えていくと子育ての環境を整えることが難しいとしながらも「待機児童が減らないんだから。それだけじゃないよ。出会いの場、結婚する、生活。そして子供を育てていく。それが今、東京は飽和状態だから」と話すと、川松が「地域のコミュニティの中で子育て環境を整備していくのが一つの手です」と都議会議員としての見解を話した。しかし東国原は川松に対し、「それを10年間ずっと行政課題でやってきて出来てないじゃないか!」と声を荒げ猛反論した。(AbemaTV/『千原ジュニアのキング・オブ・ディベート』より)