バラエティー番組を見ていると、いろいろなタイプの芸人が司会や進行役をやっている。彼らを見ていて共通するのが、よく笑っているということだ。それが大物芸人になればなるほどよく笑っている。明石家さんまをイメージしたとき、笑っている姿を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。それほど彼らはテレビ番組でよく笑っているのである。司会者芸人が笑うことによってそれにつられて自然と周りの出演者が笑い、そして視聴者も笑う。笑っている姿が笑いをさらに増幅させているのである。
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しかし、司会者はただ笑っているだけではない。ちゃんと面白いところで、笑うタイミングを見計らって笑っている。司会者が笑うことによってそこがボケであり、笑わせどころであるということを周りや視聴者に知らせてくれているのである。
ある若手芸人がこう話す。
「番組の収録中に自分が発した言葉によって、司会者芸人さんが笑ってくれると、一気に緊張がほぐれて、安心できるんです。そして自分にエンジンがかかり、よりいい流れになることがよくあります。芸人の先輩に笑ってもらえるのは大きいですね。たまに怖い目をされるときもありますけど、そこで怖気づかずに前にいくとやっぱり笑ってくれて安心します」
以前『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)で「いきなり大爆笑ツアー」という企画が放送された。これはガキの使いメンバーとゲストが街に出てロケをし、そこで仕掛けられているボケに対して、仕掛けられた人だけが思いっきり笑うという企画であった。その仕掛けは箸が短かったり、椅子が壊れたりという程度のボケであったが、それを出演者が思いっきり笑うことによって一気にその場面が面白くなっていたのである。それもただ笑うだけではない。全身を使って笑いを表現し、そしてそのボケに対して的確なツッコミを入れながら笑うのである。人が笑うことによって、その場面の印象がだいぶ変わることが分かる企画であった。
ネタ番組では客を入れて収録することが多い。これはネタ中に客が笑うと、その反応によって芸人はアドリブが出たりして、よりよい方向にネタが進むからである。あまりネタのできがよくなく、客の笑いが少ないときは編集で笑いを足すこともよくある。これをすることによってネタの雰囲気がだいぶ変わって、視聴者に届く。
若手芸人がトークで先輩に失礼なことや毒舌を言うこともある。だいたいその発言の後に若手芸人は笑うのだが、彼らもただ笑っているだけではない。ちゃんと愛がある笑いをしており、日々の信頼関係から叩かれたり毒舌を言われたりした方も自然と許せてしまっているのである。
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