俳優の井深克彦が自身のブログで、オネエをカミングアウトしてから1年が経ったことを報告した。

井深は、2016年8月20日放送のバラエティ番組「有吉反省会」でオネエである事を公表。20日、「放送前は緊張して緊張してオンエアを見てる時なんて怖くて震えながら見てた。でもみんなから寄せられる温かいコメント、応援コメントにとても励まされました。僕にとって8月20日って特別な日。」とカミングアウト時の心境を明かした。
「なかには、受け止めきれなかった方もいると思います。応援していたのに裏切られたって思った方もいるかもしれません。心無い言葉が来なかったといえば嘘になります」と、辛い経験もあったことを明かしつつ、カミングアウトしたことは後悔していないという井深。カミングアウトしたことによって変化もあったといい、「今までしたことのなかった新しいジャンルのお仕事をいただいたり、同じ悩みを持つ方からお手紙をいただいたり、カミングアウトしなければ出会えなかった方たちもたくさんいます。応援してくださる皆さんの存在の心強さ、温かさを痛感した1年でもあります。」と振り返ると、「そう考えると、カミングアウトして後悔したことはありません。もちろん、今もなおLGBTが完全に受け入れられる社会ではないというのも現状です。ただ、俳優として、タレントとして、そして表現者として自分にできることを誠実にこれからもひたむきに努めていきたいと思います。」
「自分らしくいま胸を張って生きているこの瞬間がとても幸せです。」「多少のネガティヴな意見も気にしない、むしろそれをバネして強く生きていけるように今年も駆け抜けたいと思う!」と前向きなコメントをした。
ファンからは、「カミングアウトしてから、かっちが生き生きしているように見えます今のかっちが大好きです」「これからも自分らしく輝いてくかっちをゆっくり応援させて下さいね…」「一人の俳優として表現者として、とてもかっこいい人だなと思いながら見ています」「かっちが笑顔でそして元気でいてくれたらそれだけで嬉しいです。」など多くのエールが送られている。



