スペインのバルセロナなどで15人が死亡したテロ事件で、犯行グループが世界的に有名な観光地「サグラダ・ファミリア」をテロの標的にしていた可能性が浮上した。
複数の地元メディアは、捜査関係者の情報として、年間400万人以上が訪れる世界遺産サグラダ・ファミリアに爆発物を積んだ車を突入させる計画もあったと伝えている。また、バルセロナや近郊のカンブリスで起きた一連のテロについて、過激派組織「イスラム国」が19日、インターネット上に正式に犯行声明を出した。「多くの戦士が同じ時間に2つの群衆を狙った」と主張している。
サグラダ・ファミリアはスペインのバルセロナにある教会で、設計者は建築家のアントニオ・ガウディ。着工から100年以上経った現在も建設中として知られ、ガウディ没後100年となる2026年に完成予定だという。
過激派組織「イスラム国」は、世界遺産への破壊行為の理由を「イスラム教が禁じる“偶像崇拝”にあたる」からだと主張している。イスラム過激派が破壊した世界遺産には、2015年に神殿が破壊されたシリアの古代都市遺跡「パルミラ」、2001年に破壊されたアフガニスタン・バーミヤンの「大仏立像」などがある。
（AbemaTV／『けやき坂アベニュー』より）
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