声優の後藤邑子さんが、27日に自身のブログを更新し、アニメソングの祭典「Animelo Summer Live 2017 -THE CARD-」にシークレットゲスト「SOS団」として登場した感想をつづった。
(※画像は後藤邑子公式アメーバブログより・スクリーンショット)
「SOS団」とは『涼宮ハルヒ』シリーズで、キョンをはじめとした主要キャラクターたちが所属する団体のこと。SOS団の一人である朝比奈みくるを演じた後藤さん。後藤さんは「全身性エリテマトーデス」という難病にかかり、過去ブログでも報告。2012年から無期限の休養を発表し、入院生活を余儀なくされていたが、2014年以降、徐々に声優活動を再開していた。そんな中、カリスマ的人気を誇った『涼宮ハルヒ』シリーズのSOS団再集結とあって、ライブ会場は歓声に包まれた。
後藤さんは、27日に自身のブログを更新し「3日間、盛り上がりましたね!!まさにアニメソングのお祭りでしたね!!」とライブを振り返った。「我らシークレットゲストのSOS団にもものすごい歓声(もはや悲鳴)をありがとうございました!!観客、スタッフ、出演者のみんなにこんなにも驚いて喜んでもらえてやって良かったと思いました!!」と感謝の気持ちと、感激した様子をつづった。続けて「『後藤さんの出来る範囲で』とSOS団のアニサマ出演を打診された時、驚いたけれど、私はすぐにオッケーを出しました」と出演を即決したことを明かした。
すると、涼宮ハルヒを演じた平野綾さん、同じく共演者で長門有希を演じた茅原実里さんから「嬉しい!」「大丈夫!?」「心配!」「会いたい!」「無理しないで!」「夢みたい!!」「泣きそう!!」「頼って!!」などのメッセージが届いたという。これに後藤さんは「私は当時新人だった彼女達が可愛くて、自分に無い物を持っているけどまだ幼いそんな彼女達を尊敬しつつ甘やかしたくて何かあったらフォローしようなんて、おこがましくも思っていた訳ですが、あれから12年…こんなことを言ってもらえるとは…!!年を取るのも悪くないなと。泣く。最近すぐ泣く(笑)」とコメント。12年経った今、当時思っていたことや、出演を即決した後に来た平野さんと茅原さんの連絡に泣いてしまったことを明かした。
SOS団を演じた3人がアニメロサマーライブでそろって歌うのは、2006年以来11年ぶり。「ハレ晴レユカイ」を3人で熱唱し、サプライズで登場したSOS団に会場も大歓声に包まれた。
(※画像は後藤邑子公式アメーバブログより・スクリーンショット)
後藤さんは「当日会場にいなかった、でも見たかった!!!と思ってくれているであろう皆さんに少しでも気持ちを共有してもらえたらと写真を載っけていきますね!」と、練習から本番直前までのさまざまな写真をブログに投稿。「レッスンが終わってもお喋りが止まらず痺れを切らしたマネージャーが帰った、と言うくらい楽しかったです!」と、あまりにも盛り上がる3人にマネージャーが先に帰ってしまったことを報告した。
続けて「皆、昔からの付き合いです。病める時も健やかなる時も知っているメンバーとの会話は癒されます」とメンバーとの会話に癒されたことをつづり、「何より私が、やっと病院を出て、ついに声優の仕事に復帰した!と思ったら、今度はライブに出る!?と言うことに全員が心配&驚愕&歓迎してくれていて、この日だけで、何度『おかえり』と『大好き』を言われたか分かりません」のコメントと共に載せられたダンスレッスンの写真からは、仲の良さがうかがえる。
迎えた出番直前、ステージ裏へ移動したときに「みのりんに『邑子ちゃん、夢みたいで幸せ過ぎて泣きそう!帰ってきてくれてありがとう!』と言われ。綾に『邑子さん、痛くなったら無理しないで!私がすぐ前で派手に踊ってるから絶対助けるから!』と言われ。嗚呼、もう何も言えねぇ。これが嬉しくて、この2人の気持ち、言葉が、何なら昔から嬉しくて、私はずっと、たぶん実力以上に頑張れていた気がするんだよ。本当にこの3人で良かったと。登場前、既に涙腺がゆるんだ状態で『これは絶対に良いステージになる』の確信とともにステージ底に潜りました」と明かした。
後藤さんの確信した通り、登場したSOS団に会場からは大歓声が。最高のステージに後藤さんは「言葉にならない!!!こんな日が来るなんて本当に思わなかったのです。大げさに聞こえるかもしれないけど、私にとっては、望んだ奇跡、以上だったんです。この機会をくれた皆さんに、作品に、私にとってこれからも特別な存在であり続けるであろう平野綾ちゃんと茅原実里ちゃんに心から感謝!!!」と、感謝の気持ちをつづった。
また「明日は、すっかり、うっかりしていましたが私の誕生日でした!」とつづり、8月28日が誕生日だったことを明かした後藤さん。今回の投稿にファンからは「奇跡のSOS団復活、見たかったです!そしてお誕生日おめでとうございます」「まさにレジェンドの帰還ですね」「皆さんの仲の良さを見るとSOS団は、やはり不滅なのだと実感します」などのメッセージが寄せられている。