手塚治虫の生誕90周年、冨田の生誕85周年、さらに初音ミクの歌声合成ソフトウェア発売から10周年を記念して企画された、異色のコラボレーションアルバム「初音ミク Sings “手塚治虫と冨田勲の音楽を生演奏で”」の9月6日のリリースが近づいてきた。
すでに試聴盤を耳にした関係者から“前代未聞の内容”“いまだかつてきいたことのない珍盤”という声が多数寄せられているこのアルバム、どんな内容に仕上がっているのかベールに包まれていたが、本日、ついに全曲試聴と、今回の収録曲で構成されたクロスフェード動画が公開された。
日本ジャズ界のレジェンド、佐藤允彦氏によるジャズ生演奏をバックに、「リボンの騎士」や「ジャングル大帝」「どろろ」など、冨田勲×手塚治虫往年の楽曲を初音ミクや重音テトなどバーチャル・シンガーの歌声、さらに、リアルなシンガーとのデュエットなどを織り交ぜながら展開する内容だ。
さらに初音ミクは、歌のみならず、ナビゲーターとして全編にわたり語り手として登場。はたまたアルバム最後に収録されているスペシャル・エンディング「全ての手塚作品へ敬意を。初音ミクより、ラップに乗せて」は、ミクがオフィシャルでは初めての「ラップ/ポエトリーリーディング(詩の朗読)」を展開。
気鋭のトラックメイカーしじまかいせ氏によるトラックをベースに、クリプトン社が既存の初音ミク・ソフトウェアに手を加えることでバーチャル・シンガーに新たな息吹を吹き込み、偉大なる先達である巨人・手塚治虫の世界観にリスペクトを捧げるラップ/ポエトリーリーディングを披露する。
全曲試聴でその一端を聴くことができるので、ぜひともチェックしたい。さらに同日公開のクロスフェード動画では、初音ミクが登場し内容を紹介。アルバムに収録されているゲストとのトークシーンほか、注目のラップ部分のパフォーマンスシーンも収められている。
今回は通常盤とともに初回限定盤も同時リリース。初回限定盤では、アザージャケット5種や3種のイラスト缶バッジのほかに、アルバム収録トラックとは異なるアウトテイク音源2曲のダウンロードが可能となる。全曲試聴はHP(http://columbia.jp/tomita/newrelease.html)まで。
■初音ミク Sings“手塚治虫と冨田勲の音楽を生演奏で”SPECIAL XFD MV
■初音ミク Sings “手塚治虫と冨田勲の音楽を生演奏で”
佐藤允彦 meets 初音ミクと歌う仲間たち(w/ 重音テト)
- 2017年9月6日発売予定
- 初回限定盤(グッズ付:豪華版):¥4,800+税
- 通常盤: ¥3,000+税