特定秘密保護法案や安全保障関連法案に反対する国会前デモ活動で注目を集めた元SEALDsのメンバー奥田愛基が、8月27日にAbemaTV(アベマTV)で放送された『千原ジュニアのキング・オブ・ディベート』に出演。「平成vs昭和 ニッポンの問題の解決策は?」をテーマに、東国原英夫、南雲穂波(準ミス東大2016・東京大学大学院生)、原田曜平(博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー)らと激論を戦わせた。
■SNS活用法に東国原もタジタジ
奥田はSEALDsとしても自身としても積極的に活用してきたSNSについて「自分の言いたいことを拡散する、国会で10万人ぐらい集めようとなった時に、TwitterやFacebookは基本だったんです。AbemaTVだってネット放送じゃないですか。今もTwitterしているんです」と話し、パソコンの画面を見せた。
これに反論したのが"昭和世代"な東国原英夫。「番組を進行しながらパソコンをやっている!ありえないでしょ!」と呆れ気味に指摘すると、奥田さんは「この番組自体がネットで生で、出演者もコメントを書き込みながらできるのが面白いところなので。それだったらこの番組に出ている意味が…」と切り返した。この反論には東国原も「そうだよね。地方議会もパソコンを入れるようになった。これも時代の流れだから」と認めていた。
■若者の政治離れは、若い政治家がいないのが原因!?
「若者の政治離れ」に話が及ぶと、奥田は「若者向けの政策を拡大して欲しいというのが僕の意見です。『若者が政治に関わらないんだ。投票に行かないんだ』というわりには、政治のほうが全然若者に向いてないじゃないですか。だから若者向けの説明とか政策とかをもっとやってほしいです」と訴えた。
また、原田曜平が若者人口の少なさを指摘すると、奥田は「かなり極論を言うと、若者に投票券を3票あげたらいいんじゃないかって本気で思っていて。だって若者が全員選挙に行っても、上の世代と意見が違ったら若者の政策が通らないわけじゃないですか」と話し、「18歳選挙権が実現しても若者が政治に関心持たなくて当たり前だと思うのは、自民党の議員だって、民進党の議員だって50~60代がメインなわけで、若者の政治家っていないじゃないですか。もっと若い人が出て欲しいなって思いますね」とコメントした。
(AbemaTV/『千原ジュニアのキング・オブ・ディベート』より)