極楽とんぼの加藤浩次と山本圭壱が10年ぶりのコンビ活動復活後、初めてレギュラー司会を務める「極楽とんぼ KAKERU TV」(AbemaTV 毎週木曜夜9:00-10:00)の特別版として、9月1日(金)夜8時から10時間にわたって特別番組「人気芸人対マスカッツ!ポロリ100%!夜の水泳大会 極楽とんぼKAKERU TV」を生放送する。
この特別番組は、今年3月に放送された24時間生配信番組『極楽とんぼ「KAKERU TV」~24時間AbemaTV生JACK~』のワンコーナーとして行われ、大好評だった「おじさんが勝負をKAKERU レジェンドおじさんVSマスカッツの水泳大会」が、さらにバージョンアップして10時間生放送されるものだ。
「おじさんが勝負をKAKERU レジェンドおじさんVSマスカッツの水泳大会」では、“山本レジェンド軍団”と称する山本を筆頭とするおじさん芸人軍団が、明日花キララや小島みなみなど、恵比寿★マスカッツの人気メンバーと水上騎馬戦などで激しく対決する様子が人気を博し、視聴者からも「地上波では見られない」「伝説企画!」など多くの賞賛の声が寄せられた。
■1980年代を中心に盛り上がった芸能人水泳大会
「水泳大会」といえば思い出されるのが、1980年代を中心に盛り上がったアイドルたちが多数出演する芸能人水泳大会だ。人気アイドルが水着姿になって、着せ替えリレーゲームや水上騎馬戦などの競技を行い、「ポロリ」などの思わぬハプニンングも起こったりした。
芸能人水泳大会は1970年代から始まり、松田聖子や河合奈保子が人気を博した80年代のアイドルブームと合わせて放映本数・内容とも高まりを見せ、各民放テレビ局で放送。水泳大会は新人の登竜門にもなり、水着の似合うタレントをカメラマンが選出する「ミスフォトジェニック」に選ばれた年に早見優がNHK紅白歌合戦に初出場するなど、水泳大会で活躍したアイドルは大成するというジンクスも生まれた。
その一方で、「ポロリ」などのハプニングシーンをテレビ番組や雑誌に公開されたアイドルもおり、アイドル本人のみならず事務所も慎重になり、人気アイドルが出演を拒否したり、「ポロリ」の危険性が高いビキニをやめてワンピースに移行していった。
こうして1980年代中盤になると、各局が水泳大会から撤退し、深夜に細々と行われるだけになったが、フジテレビは1987年夏に『女だらけの水泳大会』と名称を変え、男性視聴者にターゲットを絞って復活。
アイドルたちの水着はすでにワンピースが主流だったが、その中にビキニ姿の女性がチラホラ。騎馬戦などでポロリを披露するために出演していることは一目瞭然で、こうした出演者は「ポロリ要員」と呼ばれた。このほかに水着鑑賞のニーズを増すため、水着ファッションショーも番組に組み込まれ、デビュー直後の本上まなみが際どい水着姿を披露したりもした。
1990年代初頭は、西田ひかるや田村英里子などの健康的なアイドルが番組を盛り上げ、その後は細川ふみえや、かとうれいこなどのグラドルが活躍した「女だらけの水泳大会」は、微妙にタイトルを変えながら、1998年冬の第18回まで続き、しばらく年月をおいて2003年春の「ドキッ! 丸ごと水着!! アイドルだらけの水泳大会」が最後の放送となった。
地上波では、かつての内容のような水泳大会は放映できなくなったが、今回AbemaTVで放送される「夜の水泳大会」には、多くの人気芸能人やアイドルグループも登場し、見どころ満載、興奮必至の10時間となりそうだ。