5日、デビューシングル『=LOVE』(イコールラブ)をリリースするアイドルグループ「=LOVE」(イコールラブ、イコラブ)が東京ドームシティラクーアガーデンステージで発売記念イベントを開いた。
「=LOVE」をプロデュースするのは、AKB48で前人未到の選抜総選挙連覇を成し遂げ、HKT48劇場、STU48の劇場の支配人として後輩の指導にも当たってきた指原莉乃。日本最大規模のアイドルイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」のチェアマンを務めるなど、自身もアイドルに詳しい彼女が、その持てるノウハウを投入、SNSの利用法なども細かく指導しているとしてデビュー前から話題を呼んできた。
イベント前の囲み会見では、=LOVEのメンバーを前に、愛情たっぷり、時に指原らしく笑いも交えながら意気込みを熱く語った。
ーー改めて「=LOVE」はどんなアイドルですか?
指原:あえて普通を選びました。なぜかというと、AKB48グループは常に挑戦して、プロレスの興行を成功させ、総選挙、じゃんけん大会と、普通のアイドルがしないことをしてきたし、乃木坂46は清楚系、欅坂46はアーティスト系の楽曲が多いという中で、逆に普通のアイドルが今いないんじゃないかと思いまして。私自身、アイドルが好きなので、"ザ・アイドル"がいないと思って、衣装もあえて普通のアイドルチックにしてみました。
ーーAKBのメンバーと特に違う点は?
指原:私の口からは言いづらいですけど(笑)、みんな痩せてます。痩せてる子が好きなので、私の趣味なんですけど。秋元(康)さんは女子の体型管理についてまでは強く言えないんですけど、私は常に厳しく、すでに何人かのメンバーには言っています。顔を見てわかるようになったら、私は言います。「太ってますよ」って。(マネージャーさんからLINEが来たという髙松瞳に)それ私が言ってます。応募写真ではパンパンだったんですけど、オーディションのときには痩せてきたので。
髙松:10キロくらい落としました。
指原:すごい。ちなみに大家志津香も10キロ痩せました(笑)
ーー体重以外に注意したことは?
指原:SNSについては、一生スクロールしても終わらないんじゃないかっていうくらいの注意点を送りました。詳しくは言えないんですけど、尋常じゃないくらい長いのを送りました。みんな今まで普通にやってきたことかもしれないんですけど、芸能界のルールとは違うし、気をつけてほしいので。
ーー2期生や3期生の募集の予定は。
指原:今のところは無いです。気が変わるかもしれませんが。
ーー選抜総選挙は?
指原:可哀想でできないです。私自身が成長できたことでもあるけど、苦しかったことでもあるので、それに代わる何かをやってみるのは面白いとは思うけど、なかなかあれに勝てる競争はないと思いますので。
ーー声優としての活動もするようですね。
指原:厳しい世界だということもわかっているので、声優のレッスンは私ではなく代々木アニメーション学院さんの力を借りてちょっとずつレッスンはしています。声優志望の子もいるので、活躍してくれたら嬉しいですね。
ーーライバル視しているアイドルは?
指原:秋元さんプロデュースの新しいアイドル「7/22」が同じくらいの時期に活動を始めているし、ラストアイドルさんも番組をすでに持っていて私たちより過酷なことしているのですごいなと思っています。
ーー目標や夢は?
指原:プレッシャーになってしまうとは思うんですけど、私が先輩たちに東京ドームにつれてってもらったように、いつかみんなにも東京ドームに。いま、凄く今近くにありますので。12人でどこまで行けるか。
メンバー:行きたいです!
ーー特別なルールはありますか?
指原:今後厳しくなっていくのかなあ。いまのところは特に何も。
ーー恋愛も?
指原:これは本当に個人の話なのでなんとも言えないんですけど、恋愛が表に出てしてしまった段階でアイドルとして生きていくのは難しくなると思うので、それに耐えられる忍耐力と根性があるんだったら勝手にして下さい(笑)
ーー忍耐力があれば結婚も?
指原:今までは良いんじゃないかなと思ったんですけど、思ったより炎上してたので(笑)、やめましょう。先例ができちゃったんで。
ーーマスコミ対策でアドバイスは?
指原:変な質問をしてくるおじさんにも笑顔で対応する(笑)。たまにいますから。
ーー具体的に気をつけるべき媒体は?(東スポ記者)
指原:東スポです。って言われたくて言ってるでしょ!(笑)。隠れてましたね!気をつけてみんな!
■思ったよりもAKBのファンが流れてきてるのにびっくりしました(笑)
ーー今回プロデューサーとしてやってみてどうでしたか?
指原:AKBでの活動に関しては私以外のメンバー、運営スタッフ、秋元さんの力が大きいので、プレッシャーという感覚は正直無いんです。発売日を見てもらえればわかるんですけど、この子達も、"絶対1位取るぞ"ってガツガツ狙いに行ってる系のところじゃないので(笑)、ゆっくり成長して、応援していただければという感じでプレッシャーはなかったんですけど、今日、思った以上にマスコミの方々が来ていて動揺しています(笑)
ーープロデューサーとしてライバル視しているのは秋元さん?
指原:私もそんな風に簡単に言ってきたんですけど、今回も秋元さんにはお世話になっていることがあるんで、展開としては最高ですけど、ちょっとずつ近づけたらなと。
ーープロデューサーやって一番大変だったことは?
指原:やっぱり日数。制作時間が短いので。AKBのメンバーとしてはいつも「秋元さん遅いな~」と思ったりしていたんですけど、もうそんなことは言えなくなりましたね。私よりずっと多くのものをプロデュースしているので。
ーー(仕事量が多くて)大丈夫ですか?
指原:=LOVEは私が全部ガッツリ決めないといけないので、HKT48とSTU48は運営スタッフが気を遣ってくれて、負担のないようにしてくれています。
ーー=LOVEが大ヒットしたら、自身の卒業などにも影響が出る?
指原:それはあまり関係してこないと思います。欲張りですけど、まだまだどっちもやりたいです。みんなが踊ってるの見てたら、むしろやる気になってきます。
ーーメンバーを見てて怖いなとか、ヤバいなと思うことは?
指原:思ったよりもAKBのファンが普通に流れてきてるのにびっくりしました(笑)。こんなにあっさり?みたいな。握手会で「莉乃ちゃんがプロデュースしてるなら応援するよ、1枚くらい買うよ」っていう人はいると思ったんですけど、ここまでガッツリ流れてきてるのは想定外でした(笑)
ーー目標順位は?
指原:決めてないです。そもそもレコード会社の方とお話したときにも、1位狙いではないのでどこでも構いませんと言いました。頑張ってくれた分だけ伝わればという感じです。枚数はレコード会社の方が決めることであって演者は決めることではないと思っていると教えていただいたので、あまり気にしていません。
ーー売れたら印税生活も?
指原:秋元先生からそれはそんなに簡単なことではないぞと言われているんですが、そうなったら最高なので頑張ってほしいです(笑)
ーー先週、指原さんがセンターの『#好きなんだ』(AKB48)も発売されましたが、ファンの人がどちらか1枚しか買えないと言われたら…?
指原:バイトして2枚買ってって(笑)
ーーメンバーからプロデューサーに向けて言いたいことは?
指原:何か言いなさいよ~
齋藤なぎさ:大好きです!
指原:私のこと好きじゃないんですよ、ホントは!SHOWROOMで会ったこともない人にも好きって言うので、気をつけてほしいですね(笑)皆さんも釣られないように気をつけて下さい(笑)
ーー(メンバーに)当然尊敬しているアイドルは全員指原さん?
メンバー全員:はい!!
指原:いいや!!みんなオーディションのときは私の名前書いてたくせに、今は私のこと好きな人は一人もいないですからね、ほんとに。さや姉が好きなんでしょ?(笑)。乃木坂とか声優さんとか。それぞれ目指すところが違うみたいで。
ーーイベントにあたってアドバイスはありますか?
指原:イコラブは基本的に撮影okにしていいので、橋本環奈ちゃんの"あの写真"ばりに撮ってもらえればと思います(笑)
(前列左から)音嶋莉沙、佐々木舞香、髙松瞳、齊藤なぎさ、大谷映美里
(後列左から)齋藤樹愛羅、瀧脇笙古、佐竹のん乃、大場花菜、野口衣織、諸橋沙夏、山本杏奈
音嶋莉沙
佐々木舞香
髙松瞳
齊藤なぎさ
大谷映美里
山本杏奈
諸橋沙夏
野口衣織
大場花菜
佐竹のん乃
瀧脇笙古
齋藤樹愛羅
(C)AbemaTV/撮影:野原誠治