9月16日、AbemaTV(アベマTV)にて『渡辺直美の女子高生オーディション!』(毎週土曜20時~)が放送され、オーガナイザーを務める渡辺直美が、3次審査に臨んだ女子高生のクリエイティブな才能を絶賛した。

同番組は、AbemaTVの開局1周年を記念した一大プロジェクトと位置付け、女子高生ボーカリストを発掘するオーディション番組。グランプリ受賞者には、デビューできるよう音楽プロダクション・つばさプラスによる完全バックアップが約束されている。
3次審査の内容は、女子高生本人がプロデュースした10時間密着VTRと自己PR、歌唱審査の3種類。これらを総合的に判断し、5ポイントに満たない場合は脱落というシステムだ。

今回、最後の3次審査通過者となったのが、福岡県出身の高校1年生、山田美月さんだ。山田はVTR審査の中で「ものづくりが好きな等身大の自分を見せたい」と語り、自分を変えた“3つの出会い”を紹介。1つ目は切り絵、2つ目は料理、そして3つ目がギターだ。

自己PR審査では、これまでに制作した切り絵を披露。山田さんがスケッチブックをめくる度に、渡辺は「うわ!すごい上手」と感嘆の声を漏らし、美しい作品の数々に見入っていた。ゲスト出演したSCANDALのHARUNAも「家に飾りたいぐらいきれい」と絶賛。

山田さんのクリエイティブな一面は審査員からも高く評価され、この時点で4ポイントを獲得。順調な滑り出しを見せていた山田さんだったが、歌唱審査ではまさかの苦戦を強いられる。審査員からのリクエストを受け、2曲を歌った山田さんだったが、それでも5ポイント目の審査ランプは点灯しない。ここで審査員の口から、異例の「保留」という言葉が飛び出した。

審査を務める、つばさプラス代表取締役・福原慶匡氏は「何かがある人だと思っているんですけど、歌だけで見るとめっちゃ上手い、とはならないんですね。ただ、のびしろはあると思っているので」とその真意を語り、合格基準を整理するため、一度審査が中断された。

審査再開後、山田さんは5曲の課題曲の中で最も得意だという、上白石萌音の「なんでもないや」を歌唱。その後、「色々なことに興味がある中で、歌に絞るということで大丈夫なの?」と覚悟を問われ、「はい、歌に絞ります」と答えた時、ついに最後の審査ランプが点灯。3次審査通過が決定した。

やっとの思いで掴んだ合格に、山田さんは思わず涙。渡辺も「やったー!おめでとう」と歓声を上げ、喜びを分かち合った。保留から合格に至った決め手は、彼女からあふれるクリエイター気質。最後に福原氏は「クリエイティブマインドがすごく高いので、シンガーソングライターになっていってほしいと思った」と期待を込めた。

こうして3次審査は幕を閉じ、応募総数382人の中から5人の精鋭が出揃った。彼女たちが進む4次審査の内容は、歌唱審査のみ。そしてその採点をするのは、ライバルである他の女子高生4人という斬新な方法だ。

「ここまで来ると、歌やプライベート、特技はだいたい見させてもらっているんですよね。僕らがこれから見ないといけないのは、まだ見ていない一面。駆け引きがあったりするのも含め、丸ごと見させて頂ければと思います」と福原氏。ライバルに認められ、最終審査の切符を手にするのは、一体誰なのか。
(c)AbemaTV
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