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 2003年、テレビ朝日の金曜ナイトドラマ枠でスタートし、2012年まで地上波で放送された人気シリーズドラマ『特命係長 只野仁』。バラエティ番組さながらの小ネタに、今や地上波ではなかなか見ることのできないお色気シーン満載で、今なお多くの視聴者から支持され続ける同作品。復活を望む熱い声援にこたえて、2017年1月には『特命係長 只野仁 AbemaTVオリジナル』(AbemaTV)が放送された。そして、視聴者からの「もっと見たい!」のリクエストを追い風に、第二弾の放送が決定! 主人公の只野仁を演じる高橋克典さんと、その上司である電王堂会長役の梅宮辰夫さん。ドラマ界きっての上司と部下コンビを演じるお二人に作品への思いを直撃した。

最初の放送から14年 年齢設定は「今がちょうどいい」


――AbemaTVでドラマが復活をすると聞いたときの感想を教えてください


梅宮辰夫さん(以下、梅宮) 娯楽作品というのかな。気楽な気分で見られるドラマが最近少ないじゃないですか。僕からいわせると、お茶の間にすり寄った作品が多い中で、『特命係長 只野仁』のように、ベッドシーンもたくさん見せるようなドラマをあえて放送できるということについては、やった!という喜びがありますよね。

高橋克典さん(以下、高橋) 最初の放送から14年が経つんですよ。正直、こんなに長く続けられるとは思ってなかったので、うれしいですね。

梅宮 もう14年も経つの? その割には老けを感じないよな。


高橋 シリーズ1作目のときは35歳でしたが、役作りで狙っていた年齢は50歳前後で、今の僕くらいなんですよ。始めた当時は若いと思っていたので、今がちょうどいいかなって。それもあるかもしれませんね。


梅宮 1番最初のシリーズを見てみたいもんだな。

高橋 それは見ないほうがいいと思います。絶対に、ああ~!恥ずかしい!という気持ちになるんですよ(笑)。狙いはわかっていつつも、どうしても未完成な部分があるので。

梅宮 まあ、若いころには恥ずかしいと思うことがたくさんあるからな。

高橋 眉毛なかったですもんね(笑)。

梅宮辰夫、説明セリフに苦戦?

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――撮影の中で印象的な出来事はありますか?


梅宮 台詞を覚えることが大変ですね。僕の台詞は、会話じゃなくて事情を説明するようなシーンばかりなんですよ。会話ならいいんだけど、説明はひたすら暗記なので苦労します。

高橋 まあ、ボケ防止だと思って(笑)。

梅宮 仕方のないことですね(笑)。

高橋 でも、なんだかんだ言って本番はバッチリなので、さすがだなと思います。

「本当に最後という気持ちで」高橋克典、作品にかける想い

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――お話を聞いていると、とても和やかな雰囲気で撮影されていることが伝わってきます。14年間続いた「只野仁」はやはり特別な作品ですか?


高橋 ものすごく馴染みがあるんですよ。衣装とかキャラクターの独特の台詞とか。でも、今回は本当に最後という気持ちでやっています。実はこれまでも最後最後ってずっと言っていたけど。撮影中には、初めのころから使われている小道具やセットを触ってみたりしています。愛着と惜別の思いを持ちながら撮影に挑んでいます。

――ありがとうございます!放送がとても楽しみです!

インタビュー・テキスト:氏家裕子

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