お笑いコンビ・スリムクラブ(真栄田賢・内間政成)といえば、仲の良いコンビとして知られているが、21日に放送されたAbemaTV(アベマTV)の『芸能義塾大学』で、真栄田が内間の「本当の姿」を引き出すまでの話をした。

二人はともに沖縄出身だが、内間の親は厳し過ぎ、好きなことを禁止したのだという。そういったこともあり、内間は本心を喋れないようになってしまっていた。理路整然と喋る、言わば「解説」のようなことを話していたのだが、それを「気持ち」だと思っていた節があった。母親が厳しく、野球を野球やりたいと内間が言っても「不良がやるものだから駄目」と言われ、将棋をやりたいと言っても「将棋はおじさんがやるものだからダメ」と言われ、テレビは視力が悪くなるからと15歳まで禁止された。
内間がテレビを観ないよう、母親はテレビのコードをハサミで切ったのだという。真栄田はこう語る。
「自分の気持ちを言うと怒られると思っていたので、気持ちにロックがかかっていたのです。『本当の気持ち』と遠い人生を送ってきたのですが、時間をかけてリハビリしてきました。『お前でいい、お前でいい』と僕は言い続けてきました。週4で飲みに行ってるんですよ。飽きないですよ」

こうした真栄田の働きかけもあり、内間は「自分」を取り戻した。かつてはダウンタウン・浜田雅功のように荒々しいツッコミをやってみたり、キングコング・西野亮廣のようにテクニカルにやろうとうしていたが、その姿は無理しているようで、気持ち悪かった。
「『お前でいい』『お前でいい』と言い続け、やっとここまで来ました。ヘタクソだけどいいでしょ。無添加。皆さんも、内面的なところにも目をかけてください」
これには同番組に出演した女性芸能人もうなずくことしきりだった。
(c)AbemaTV
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