9月28日、映画『斉木楠雄のΨ難』(10月21日全国ロードショー)の完成披露試写会が都内で実施され、山崎賢人(※)、橋本環奈、新井浩文、吉沢亮、笠原秀幸、賀来賢人、ムロツヨシ、佐藤二朗、内田有紀、福田雄一監督が登場した。
映画『斉木楠雄のΨ難』は、週刊少年ジャンプで連載中の麻生周一による同名コミックを、実写映画化した作品。生まれながらにして与えられた超能力のせいで、様々な災難に見舞われてしまう主人公・斉木楠雄の日常を描く学園コメディだ。斉木を演じる山崎は、本作がコメディ初主演となる。
山崎は撮影で大変だったことを尋ねられると「笑いをこらえるのが難しかったです」と吐露。こうして舞台上で山崎が話している間も、佐藤が「どうした？わかるよ？かわいいね」などと茶々を入れるため、なかなかトークが進まない。「けっこう笑っちゃって。特にムロさんとのシーンはほぼ笑っていましたね」と山崎。笑いを堪えられず、撮り直しになるシーンも多かったという。
福田監督はそんな山崎の演技を「本当に素敵でしたよ。コメディアンとして、向いていると思いました」と絶賛。「これから何度もご一緒したい」とラブコールを送った。
山崎賢人と賀来賢人の“W賢人”にも注目が集まる本作。福田監督は「W賢人の絡みで、賀来賢人が笑わせるまでやるぞ、というテンションで演じているところがあるので、そこの山崎賢人の顔を細かくチェックしてほしいですね」と見どころを語った。
「やり直すごとに免疫が出てくるから、こっちも悔しくてヒートアップしちゃって」と、撮影中の心境を振り返った賀来だったが、変顔をするあまり、体に支障が出てしまったのだとか。「福田さんには変な顔をよくやらされるんですけど、今回は目に力を入れすぎて、ものもらいになっちゃったんですよ」と思わぬ体へのダメージを明かしていた。
撮影後は共演者同士で食事に行くことも多かったと言い、山崎と福田監督は毎日のように焼肉へ行っていたという。「必ず夕方近くになると、賢人くんが横にきて今日何食べに行きます？って、横で子犬のように待っているんだよ」と福田監督。このエピソードに客席からは黄色い歓声が上がり、ムロや佐藤も「かわいい」を連発していた。
※山崎賢人（崎は正式には「たつさき」の字）
テキスト・写真：水野梨香
