2017年9月30日(土)「木崎ゆりあ(※)卒業公演」が、AKB48劇場にて行われた。

2009年、13歳でSKE48第3期生に合格してから約8年、21歳になった木崎ゆりあが2017年9月30日にAKB48グループを卒業する。SKE48では妹キャラとして、着実に実力と人気を博しSKE48の顔にもなっていた2014年に行われた大組閣祭りで、SKE48チームSからAKB48チーム4への移籍が発表された。当時メンバーやファンからどよめきが起きたその移籍から約3年半が経ち、チーム4副キャプテンから、現在ではチームBキャプテン、選抜メンバーにも幾度となく選ばれ、ドラマや映画に出演するなど、AKB48の木崎ゆりあとしても活躍の場を広げていった。そして「女優」という夢のために、次の一歩を歩み始める。

28日(木)、SKE48劇場に約3年半ぶりに立った木崎ゆりあは、開始早々「みなさーん、ただいまー!」と満面の笑顔で呼びかけると、会場にいたファンは「待ってたよー!」と大声援で迎えた。21歳にはつらいと自虐しつつも、全力ダンスで冒頭4曲をパフォーマンス。ユニット曲「狼とプライド」では、客席が全員狼の被り物をしてくれているのを見て、驚きとうれしさで笑顔がこぼれた。

「SKE48にまた帰ってきますと言っていたから、ファンの人が待っていてくれたのかな。」と語りつつも、「心のどこかにずっとSKE48として歌って踊りたかった」と本心を吐露。「今日はただの私のわがままで、ここに立ちたかったから、この公演をやらせてくれたスタッフの皆さんや、無理やり振りを覚えてくれたメンバー、本当に大好きなメンバーに囲まれてこの公演ができて幸せでした。SKE48の木崎ゆりあを今日まで応援してくださって、本当に本当にありがとうございました。」と感謝を述べました。

最後の一曲では、同期の3期生6名も駆け付け「桜の花びらたち」を披露。SKE48木崎ゆりあの最終公演は幕を閉じた。
そして9月30日(土)、AKB48劇場にて「木崎ゆりあ卒業公演」が行われた。「前しか向かねえ」から始まった卒業公演。木崎らしい選曲と、最高の友達(本日の出演メンバー)に囲まれて終始楽しそうにパフォーマンスしていた。

ユニット曲では大の仲良しという入山杏奈と「思い出のほとんど」を歌唱。入山の涙を優しく拭うシーンもあったが、「リハーサルの時に泣きすぎて本番は楽しくなっちゃった。」と木崎らしいクシャっとした笑顔で会場を和ませた。


アンコールでは、木崎の好きな色のペパーミントグリーンのロングドレスで登場。いつもファンのために歌うと号泣してしまうという「あなたがいてくれたから」では、パパとママのために歌うと決めていたソロ部分で号泣する場面も。「号泣してしまったけど、やっぱり私は笑って終わるのが自分らしいと思うので、最後は笑顔で締めくくりたい!」と、ロングドレスからミニスカートへと早変わりし「GIVE ME FIVE!」を元気よく歌い上げ、最後まで元気な木崎ゆりあらしい公演となった。
■木崎ゆりあコメント(囲み取材一部抜粋)

卒業発表してから卒業公演までの時間、いろんな方とお話して、こうゆうことをしたらファンの方が喜ぶかな~って考えるのがすごく楽しくて、実際終わっても案外実感がないなっていう気持ちがすごく大きくて、でもファンに向けて歌った歌で涙するとか、アイドルじゃないとできなかった経験だったので、8年間アイドルをやれて、ファンの方に応援してもらえて、本当によかったなという気持ちでいっぱいです。AKB48に来て演技のお仕事をさせていただくことが増えて、こんなに楽しいんだと思える演技に出会えたので、これから先は死ぬまで演技のお仕事をしていきたいです。
※木崎ゆりあ(崎は正式には「たつさき」の字)
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