韓国ドラマ『九家の書～千年に一度の恋～』美しすぎる月光庭園は必見！ AbemaTVで10月26日初放送

　今回紹介するのはこの韓国視聴率No.1を独走したミラクル・ラブファンタジードラマ『九家の書～千年に一度の恋～』。なんと10月26日（木）にAbemaTVの韓流・華流ドラマチャンネルで『九家の書～千年に一度の恋～』が初放送されます。

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あらすじ・作品概要

　山を守る守り神として、太古の昔より生きる神獣ウォルリョン。偶然居合わせ、掟を破ることになると知りながらも、悲惨な目に遭っているソファを助け、2人は恋に落ち、結婚します。しかし、ソファはウォルリョンが神獣だと知りません。

　妨害と誤解により2人は引き裂かれ、後にソファは彼の子を身ごもっていることが分かります。ソファは一緒にいることを願いながらも法師に赤子を託し、捨て子として豪商ムソルの執事の子供、チェ・ガンチとして名付け、育てられます。

　捨て子という差別に遭いながらも逞しく成長していく中、自分は人間でなく神獣であることを知るチェ・ガンチ。重なる差別に思い悩み、人間になりたいと言う希望を託しながら、運命的な愛を見つけていきます。

　ガンチによって周囲の人の頑な心が溶かされ、欲望丸出しで邪悪な心を持つ悪の元高官にも周りと結束して戦います。彼は果たして人間になれるのか、元高官との戦いは……？そして、運命の女性タム・ヨウルと結ばれるのか。ハラハラドキドキの全24話です。

ココが見どころ！▷チェ・ガンチの周囲も丁寧に描かれたドラマ設計

　この物語の主人公は、神獣と人間のハーフとして生まれたチェ・ガンチです。このドラマの良いところは、なんと言っても主人公に関わる周りのキャラクターの物語が丁寧に描かれているところ。

　特に、ガンチの両親であるウォルリョンとソファの出逢い。両親のエピソードはあくまでも主人公ガンチが登場するまでの序章ですが、これがかなりドラマチック。視聴者の共感を得るように描かれています。運命は全て繋がっていて、偶然の出逢いも無駄ではないのです。

　脚本を担当したのはカン・ウンギョン。同氏はドラマ『製パン王キム・タック』で脚本を務めてたことでも有名。『九家の書～千年に一度の恋～』の序章では特に脚本家の腕が光っていますね。

ココが見どころ！▷現代と重なる差別、イジメ……心の闇

　現代でも問題となっている差別やイジメ。主人公・ガンチは捨て子であり、神獣とのハーフであることで人から誤解されたり、罠にはめられたりする要素が多いです。しかし、その誤解を覆すパワーや思いやり、信頼感などは、視聴者に勇気を与え、同時に「私だったらこう思う！」とさまざまなシーンで考えさせられます。

　幼少から一緒に育った初恋の女性や親友は、自分が人間ではないことでどのような態度を見せるのか……。日常生活でも『もし言えない秘密があったとして、決死の思いで告白したら、信頼していた相手の態度はどうなってしまうのだろう。きっとあの人なら信じてくれる、本当にそうだろうか……』そんな猜疑心感覚で筆者は考えてしまいました。

ココが見どころ！▷ガンチ VS 悪者とのアクションシーン

　自分の欲望をむき出しにして何でも自分のものにしようとする悪者チョ・グァヌンや、後に戦うことになる敵とのアクションシーンは必見。筆者は夢中になって観てしまいました。

ココが見どころ！▷主人公ガンチの運命の恋はどうなる？！

　忘れてはならない主人公ガンチの運命の恋。最初は意識をしなかったものの、だんだんと女性として意識をし始め……獣だとしても彼だけを思いながら、じっと耐えるヨウルとガンチの運命の恋の行方も見逃せません。

美しすぎる……！幻想的な月光庭園

　『九家の書～千年に一度の恋～』の監督はドラマ『シークレット・ガーデン』でも監督を務めたシン・ウチョル。CGを巧みに使いながら幻想的に描かれているのは、ウォルリョンが住んでいる月光庭園です。

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　この美しい情景の中で太古から住んでいたウォルリョン。傷ついたソファを救い、愛の巣となる月光庭園のシーンは素晴らしいです。このシーンを観て筆者は、宮崎駿監督のジブリ映画『もののけ姫』を思い出しました。『もののけ姫』でも、屋久島の素晴らしい情景を元にして作られていますが、人間が触れていない自然の中の美が描かれているような……そんな幻想的な情景に心が奪われます。

「燈籠祭り」のシーンも見逃せない！

　AbemaTV（アベマTV）はスマホでご覧になっている人も多いかもしれませんが、『九家の書～千年に一度の恋～』の月光庭園と燈籠祭のシーンだけは大画面で観ていただきたいほど迫力があります（ちなみにAbemaTVはAmazon FireTVおよびFireTV stickに対応しています）。

　特に色鮮やかな燈籠が並ぶ中での太鼓の演奏で動き回るカメラワークはドラマと言うよりも映画に近いです。そして、是非イヤホンを用いてお楽しみください（笑）。大迫力に圧倒され、煌びやかな妓生の服装も鮮やかな色合いで感動します。

　また、お祭りのシーン以外でも燈籠が置かれているシーンがあります。前述に紹介した月光庭園です。ガンチの両親が愛の巣として過ごす幻想的なシーンの中で、ロマンチックな燈籠が置かれており、背景にうっとりしてしまいます。

作中のBGMに注目！

　オープニングとエンディングに起用されているPOPオペラ歌手のイザベル。サラ・ブライトマンのような天使の声を持つイザベルの歌声は、見始めたら耳から離れません。歌手でもある主役のイ・スンギやスジが挿入歌として歌を披露しており、出演者のチェ・ジュニョクもバラードを披露しています。

　イ・スンギの曲『最後のその一言』は、発表したと同時に7つの音楽チャート1位を獲得し、続けてスジやチェ・ジュニョクの歌も上位にランクインするなど人気沸騰。主人公の気持ちをそのまま歌詞にのせて歌っているので、視聴者はその思いにふけってしまうのでしょう。

　挿入歌の歌詞はドラマの中でも度々字幕が登場しますが、中には字幕がない場面もあり、「これは誰が歌っているんだろう？」「どんな歌詞なのだろう？」と思わず調べてしまった筆者がいました。充実したOST（※OST〔Original Sound Track〕は日本でいうドラマや映画の主題歌・挿入歌のようなものです）にも注目してみると何倍も作品を楽しむことができます。

主人公を演じるのは「国民の弟」と話題　イケメン俳優イ・スンギ！

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　主人公チェ・ガンチを演じるのは、韓国で「国民の弟」と呼ばれ親しまれているイ・スンギです。歌手であり、MCとしても近年活躍しています。運命の相手であるヒロイン、タム・ヨウルを演じるのは映画『建築学概論』で「国民の初恋」と呼ばれ、今韓国で話題を集めているドラマ『あなたが眠っている間に』に出演中のmiss A・スジ。俳優イ・ジョンソクと共演しています。

　主人公の親友であり恋敵となるパク・テソを演じるのは、スジと映画『建築学概論』で共演したユ・ヨンソク。

　紹介したい俳優さんばかりですが、ガンチの伏線となる一人、父親役の神獣ウォルリョン演じるのはAbemaTVでも放送中の『運命のように君を愛してる』でヒロインを陰ながら支える男性・ダニエルを演じた俳優チョ・ジニョク。

　最も憎き悪者役チョ・グァヌンを演じるのは日本のドラマ『家政婦はミタ』の韓国版リメイク『怪しい家政婦』で父役（家政婦の雇い主でJK建設部長の父、日本版では俳優・長谷川博己）を演じたイ・ソンジェ。その他、書き足りないほどの名優ばかりが出演。

　また『九家の書～千年に一度の恋～』の中で、俳優の大谷亮平さんが脇役で出演しています。短いシーンなので、ファンは要チェックです。