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 お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、来年2月に有名私立大学・青山学院大学を受験すると発表。その受験までの様子が、AbemaTV(アベマTV)の『偏差値32の田村淳が100日で青学一直線~学歴リベンジ~』(10月14日スタート、毎週土曜22時~)で放送される。28日に放送される第3回には、田村の受験勉強をサポートする一人として“ビリギャル”小林さやかさんが登場。小林さんは、映画化もされたノンフィクション小説『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(坪田信貴著)のモデルとなった女性。全国模試で偏差値30以下のギャルだったにもかかわらず、1年半で難関・慶應義塾大学の現役合格を勝ち取った過去を持つ。 

 学習塾で坪田信貴先生と出会った小林さんは、それを機に1日15時間の猛勉強をスタート。人生を大きく変えることになった。小林さんは大学に進学後、どのような大学生活を送ったのか。大学で得たもの、夫との出会い、100日間での青学合格を目指す田村へのアドバイスを語ってもらった。

大学進学の醍醐味は出会いの多さ「淳さんにとっても今までとはまた違った出会いが得られる場所になるのでは」

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ーー小林さんは学習塾の坪田先生から薦められて慶応に憧れを持ったとのことですが、実際に慶応に進学されて、良かったと思っていることを教えてください。


小林さやか(以下、小林):私は名古屋出身なんですけど、大学に行ってなければ、地元でバイトでもして、結婚という人生だったと思います。それでも幸せな人生だった自信はあるのですが、慶応に行って良かったと一番に思うのは、とにかく世界が広がったことです。大学に進学する醍醐味は、出会いの多さと言えるでしょうね。坪田先生にも、「君は人のことが大好きだから、なるべくいろんな人と出会っておいで。そのご縁を大事に」と言われて、それを念頭に置いて大学生活を送るようにしました。大学1年生の時に東京ガールズコレクションの裏方をしたり、アルバイトを始めたり……出会いの多そうな場所に自分から飛び込むようにした結果ですが、その時のつながりは今でも財産です。

ーー印象的な出会いについて、なにかエピソードはありますか?


小林:私の人生には、二人の師匠がいるんです。一人は坪田先生、もう一人は大学時代に出会った今の主人。私の通っていたキャンパスは神奈川県の湘南台にあるんですけど、それじゃ上京の意味がないと思って、東京の下北沢に住んでいました(笑)。通学には約1時間半くらいかかりましたが……。下北沢のバイト先の店長が今の主人です。

ーーご主人とそんなところで出会いっていたんですね。


小林:バイト募集の貼り紙を見ていたら、中から出てきたスキンヘッドのおにいちゃんに「明日履歴書持ってこい」って言われたんです。次の日に採用されて、まず洗い場へ。2時間行列ができるような繁盛店の洗い場は過酷で、2日目には「バイト代いらないから辞めさせてください」と言ったんです。そうしたら「あと1週間だけ騙されたと思って続けてほしい。そうしたらサービス業の素晴らしさを教えてあげる自信がある」と言われました。我慢して続けていたら次第に面白くなってきて、ホールにも出るようになって、気付けば2年半。お客さんとスタッフが名前で呼び合うような空間に刺激を受けて、「私もサービス業を語れる人間になりたい」と思い、大学卒業後にサービス業の最高峰と言われるウェディング業界への就職を選びました。ちなみに、主人は青学出身(笑)。淳さんの青学受験について、アドバイスできることがあるかもしれないです。

ーー大学進学をきっかけにさまざまな人と出会い、就職後の進路を考える動機ができたということですね。


小林:講演会で学生にも訴えているんですけど、大学というのは中学・高校と比べ物にならないくらい世界が広がる場所なんですよ。社会とも接点ができはじめるし、インターンもできるし。まさに出会いの宝庫で、いろんな価値観を得られますよね。それがすごくその人自身の宝になると思います。

ーー淳さんは上京当時、青学の学生に憧れたと語っています。それが今回の志望校決定の動機になったようです。小林さんの青学に対するイメージはどうですか?


小林:派手で可愛い子が多いイメージです(笑)。お洒落で、キレイで……みたいな。場所も渋谷ですしね。まさに「キラキラしてる!」ってイメージです。

ーー淳さんも青学に進学すれば、いろんな出会いもあるでしょうし、お仕事にも良い影響が出るかもしれませんね。


小林:すでにテレビ以外でも色々活躍されていますしね。淳さんは芸能界以外での活動を視野に入れてそうだから、何年、何十年後に大学時代のつながりが活きてくるかもしれないですね。

合格を叶える5つのポイント「根拠のない自信」「憎しみをプラスの力に変える」

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ーー合格を目指す淳さんへの具体的なアドバイスがあれば教えてください。


小林:私は、全部で5つのポイントがあると思うんです。

1つ目は、根拠のない自信を持つこと。淳さんは“成功体験の塊”というイメージなので、きっと大丈夫だと思うんですけど。「自分ならできる」と信じ続けることです。

2つ目は、ワクワクする目標を作ること。ただ受かるだけじゃなく、大学に進んだら、その後どんなことが展開されるのかを具体的に想像するんです。ワクワクが勉強意欲の一番のエネルギーになりますから。

3つ目は、具体的な計画を立てること。青学に関して言えば、全国模試の判定は一切気にせず、過去問で9割獲ることを目指すべきです。過去問が獲れれば、その年には受かっていたということですから。坪田先生も「過去問を制するものは受験を制する」とおっしゃっています。

4つ目は、憎しみをプラスの力に変えること。私の場合、高校の先生に散々否定されたり、父親にも「お前を塾に通わせる金なんて、ドブに捨てるのと一緒だ」と言われたのが悔しくて(笑)。淳さんもきっと周りから「100日では無理でしょ」って言われてそうだから、「コンチクショウ、見てろよ」という気持ちで、それをプラスの力に変えられれば、勉強が魔法のようにできます。

5つ目は、周りに目標を言い続けることです。心理学用語で「自己成就予言」と言うんですけど、みんなに言いふらすことで、自分をわざとがけっぷちに立たせるんです。それで達成できる確率がグンと高くなるはずです。

テキスト:淺野真紀

写真:岡田誠

【センター試験の過去問に挑戦!】 偏差値32の田村淳が100日で青学一直線 #1 | AbemaTV(アベマTV)
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