千鳥(大悟、ノブ)といえば、ロケの達人として知られるが、13日に放送されたAbemaTVの『芸能義塾大学』ではロケでの作法について2人が生徒役の都丸紗也華、Niki、華村あすか、山地まり、菊地亜美に伝えた。

まず、伝えられた格言は「和柄を着たディレクターはヤバい奴が多い!」だ。ジーンズやデニムの一部だけが和柄だったりする人に共通するのが、やたらとたくさんの場面で撮るという点だ。本番では使いもしないのに12か所ぐらいロケをし、長時間の仕事になってしまうのだ。
10分の尺のために12時間ぐらいの時間を使うのがこの手のタイプなのだという。初回は何も言わないまでも、2回目は長過ぎだと言った方がいいのだという。それはひいてはカメラマンや音声等のスタッフのためにもなる。
ロケが長く、たくさん撮る人の問題点について、大悟は「いっぱい撮る人は、編集の際に薄くなるんですよ」と語る。つまり、1つのシーンで面白かった部分を深堀りした方が番組が面白くなるというのに、浅くつまみ、結局番組がつまらなくなってしまう。

ちゃんと「長い」と言わなくてはいけない、という点については菊地亜美も同意。過去にサンドイッチマンと一緒にロケに行ったのだが、とにかく長い。そこで、伊達みきおがディレクターに「亜美ちゃんがぶーぶー行ってるよ」と言ったうえで、菊地に対して「ごめんね、疲れてるでしょ?」と言い、ロケ時間が大幅に短縮されたというのだ。
この手の「いっぱい撮る人」は局と芸能人の板挟みになる制作会社の人が多い。局からは「これだけ撮って来いよ。12か所ね」などと言われ、それを律儀にこなそうとするのだ。だが、本当にそのロケすべてが必要かと言われればそうではない。そういった時には「千鳥さんが……(これ以上はできないと言った)」などと芸能人のせいにすればいい、とノブは言う。
さらに、大悟は東京・大阪のテレビ局員との付き合い方まで教えてくれた。
「東京のテレビ局の人は、自分らをほめてもらいたいんです。学生の時、東京、大阪両方の局を受けたような人達です。そして、東京で入れたということは、『勝った』ということになる。その意識があるので、ワシらは大阪のテレビ局のカネの無さを言うと笑うんですね。東京の局に入った、勝ったということを、認識したいのです。逆に、大阪では『東京のテレビ局は愛がない』と言うと喜ぶ」
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