女性にとって気にならずにはいられない“胸の大きさ”。下着メーカー・トリンプの調査によると、1980年はAカップの女性が半分以上を占めていたのに対し、2016年は51.3%がDカップ以上と、日本人女性の胸はサイズアップしているようだ。
憧れる女性も多い大きなバスト。しかし、大きい故の悩みもあるようで「中学からでかくて、でも周り全然でかくないっていうので、めっちゃコンプレックスだった。服のサイズとか胸で合わせるとぶかぶかになったりとか」(20歳・Eカップ)、「似合う服が減る。目立つのが嫌だった。どっちかというと隠すようにしちゃう」(19歳・Fカップ)との声があがる。
そんな女性たちの悩みの解消に一役買いそうなお店が、10月31日までの期間限定でオープンした。店には働く女性向けの服が並び、一見普通の洋服店のように見えるが、扱っているのはすべて“Dカップ以上”の女性のための服だ。
「HEART CLOSET」で展開しているのはシャツ、ジャケット、ワンピースなど、胸の大きな女性にとっていずれも悩みの元となるアイテム。例えば、普通のシャツは肩幅で合わせると“パツパツ”になってしまい、胸の部分が強調されてしまう。しかし、ここで販売されているシャツは、胸の丸みに合わせた立体構造や胸の膨らみでボタン部分が広がるのを防ぐ隠しボタンなどの様々な工夫によって、キレイなラインで着ることができる。
もともと2016年にインターネット通販でスタートした「HEART CLOSET」。オープンした理由には、代表の黒澤美寿希さん自身にも関係があった。
「私もIカップあって、世の中にあるほとんどの洋服がキレイに着られないという理由があった。じゃあ自分で作ろうかなと始めた」。
反響は想像以上だったそうで、「日本だけではなくて、タイとかベトナムとかニュージーランドとか、意図的に発信をかけたわけではなくて、気づいたら世界中でニュースになっていた。洋服の全てが胸のサイズから選ばれるという考え方が世界中に広まって欲しい」と語った。
「HEART CLOSET」では、D65~H80までのサイズに対応した服を扱っている。「胸が大きくてオシャレがしにくかった」と嘆く女性たちから注目を浴びそうだ。
(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)