今年8月に特番としてAbemaTVで二夜連続放送された『恋する♥週末ホームステイ』がレギュラー番組として帰って来る。 同番組は、高校生が自身の地元を離れ、異性の住む土地に週末だけホームステイするという青春恋愛リアリティショー。#1の放送では「北海道男子×東京女子」「大阪女子×東京男子」の2つのグループの恋を追いかける。高校生たちが「ピュア恋」を育む期間は3週間。会えるのはそれぞれの週末の2日間、合計6日間だけ。さて、高校生たちに恋は芽生えるのか。彼らの恋愛を見守るMCのお笑いコンビ・おかずクラブのゆいPに、番組のお話、そしてご自身の恋愛観まで、たっぷりと語ってもらった。
MCオファーもドッキリと疑う「オブジェが最終的には爆発すると睨んでいました」
――特番を経て、レギュラー番組でもMCに抜擢されましたね!お気持ちを教えてください。
ゆいP:お話をいただいたときに、マネージャーから4人でMCをすると聞いていていたんですよ。なのに、前日に台本が届いて「ゆいPさん一人でガッツリMCです」と言われたんです。いや、前日にMCって言われるなんて、そんな番組あるわけないでしょって感じ。だから、ドッキリだと疑っていました。(番組告知のインタビュー取材で)「アベニュー」というキメポーズがあるんですけど、そのポーズはダサすぎるし(笑)。ドッキリだと思わせるシチュエーションが多くて。セットの中に不自然に置いてあったオブジェが最終的には爆発すると睨んでいました(笑)。
(問題のダサい?ポーズ)
――いつドッキリではないと気づきましたか?
ゆいP:収録が終わって、出演者全員で撮影したり、取材をしたりしているうちにドッキリじゃなかったんだとわかりました。
――ドッキリだと思っていたときは、気が気じゃなかったのでは?
ゆいP:半信半疑の状態で、半分は「もし本当にMCだったら嬉しいな」という気持ちもありました。これまで一人でMCをした経験はなくて、いつも頼っている相方のオカリナもいなかったので、とても新鮮でした。
高校時代は首にバンダナ「当時の写真を見ると、うわ~って」
――#1の放送をご覧になって高校生たちに対して印象に残ったことはありますか?
ゆいP:男の子たちのカッコつけたい気持ちが前面に出ているのが印象的でした(笑)。意地でもポケットから手を出さない子がいて(笑)。
――高校時代ってカッコつける方向性が変わっていますよね(笑)。
ゆいP:あとは、制服の着こなしかたも、不自然なくらいにネクタイが下がってダボついていて。ボタンも2~3個空いていて、着替えの途中みたいな状態(笑)。でも彼らの中ではカッコいいんでしょうね。
――若さゆえですね。女子はいかがでしたか?
ゆいP:女子はこぞって髪を巻いてきますよね。あとは、北海道に行くっていうのに、脚出してスカート短くて。制服でできる精いっぱいのオシャレをしているんだなあって感心しました。
――女子高生の姿を見て、ご自身の高校時代の思い出はよみがえりましたか?
ゆいP:私が高校生の頃は、ルーズソックス全盛期だったんです。でもルーズソックスはギャルたちが履くものだって思っていて、私は紺のハイソックスをソックタッチで止めて履いていました。
――ルーズソックスは一度も履いていないんですか?
ゆいP:年に1回の合唱コンクールの際に、なぜか女子は靴下を揃えないといけないっていうルールがあって。ギャルたちの勢力が強いので、その日だけルーズソックスを履きました。ちょっと嬉しかったですね。
――制服でできる精いっぱいのオシャレはしましたか?
ゆいP:制服がものすごいダサかったんですよ。灰色のブレザーで、私、池袋を歩いているときに道行く人から耳元で「ねずみ色」って囁かれたことがあるんですよ。それくらいダサくて、オシャレのしようもなかったです。
――ゆいPさんの高校時代の私服は?
ゆいP:修学旅行のときに私服を着ないといけなくてすごく大変だった思い出があります。なにを着たらいいのかわからなくて、妹のネックレスを借りました。あ、妹はギャルだったんですよ。長方形にヤシの木のイラストが描かれたネックレスでしたよ(笑)。わかります? COCOLULUとか流行っていた時代のやつ。ケツルルとかね。ジーンズのお尻にCOCOLULUって書いてあるやつとか。
――わかります(笑)。
ゆいP:Tシャツにチェックのシャツを羽織って、下はジーンズで、妹のCOCOLULUのネックレスをつけて……。わけわかんないのが、その上から首にバンダナ巻いていたこと。当時はそれがいいと思っていたんでしょうね。当時の写真を見ると、うわ~って変な気持ちになります。
「子供相手に全力ギャグ」「浮気は絶対しない」 FUJIWARA原西が理想の相手
――恋愛リアリティショーに参加してみたいとは思いませんか?
ゆいP:カメラが回っていると思うと、恋愛に集中できなさそうですね。
――カメラが回ってなかったらいかがですか?
ゆいP:まだテレビにあまり出てないときに、デブ専合コンに参加したことがあるんですよ。
――お~、手ごたえは?
ゆいP:めっちゃモテましたよ。でも、ちょっと個性的な男性が多かったんですよ。歯がない人とか、髪の毛がものすごい長い人とか(笑)。「ひさし」っていう36歳の男性からすごく好かれちゃったんですけど、彼は極端に髪が薄くて。私に気がないとわかった瞬間に、ほかの太った女の子のところに移動していました。
――ゆいPさんご自身はどんな男性がタイプですか?
ゆいP:笑いのツボが一緒の人がいいですね。かつ、怒らない人がいいなあ。私が愚痴を言っても怒らないで笑って聞いてくれるような人がいいです。よく、女の人の愚痴を聞きたくなっていう男性がいるじゃないですか。愚痴を言わない女の子なんていないと思いません? 毎日愚痴るわけじゃないんですよ。たまになんだから、聞くよってスタンスを取ってほしいんですよ。
――思いやりのある人がいいってことですしょうか。
ゆいP:そうですね。あと、ゴミをちゃんと分別して捨てられる人がいいです。駅のゴミ箱ってペットボトルと缶しかないことが多いんですけど、そこに紙コップ捨てるやつとか許せないです。一度、イオンモールで分別しているおじさんとおばさんを見たことあって。自分の親世代の人が一生懸命、分別しているのを見たときに、ゴミを分別しない男にめちゃくちゃ腹が立ってきました。やはりマナーがちゃんと守れる人がいいですね。
――昔からタイプは変わりませんか?
ゆいP:昔は面白い人が1番だったんですけど、今は優しさが大事だなって思います。年を重ねていくと、人間って見るところが変わっていきますよね。でも、これ本当らしくて若いときって男の人の指とか腕とかを見るんですが、大人になるとお腹を見るようになるらしいですよ。どんどん下に下がっていくそうです。でも、ネットの情報だから正確じゃなかったらごめんなさい(笑)。
――ゆいPさんはお腹を見ますか?
ゆいP:めっちゃ見ます。どれだけカッコよくてもお腹が出ていると気になります。生活が見えますよね。って、全身出てる私が言うなって感じですけど(笑)。でも、お腹はへこんでいるほうがいいですよね、出来れば。
――最近、キュンキュンしたシチュエーションってありますか?
ゆいP:FUJIWARAの原西さんと話していて、本当に素敵な旦那さんだなあって思いました。「奥さんと前の彼女しか付き合ったことないよ」って話していて「ほかの女の人を想ったことなんてないけど、もしほかの女の人の所に行くようなことがあったら、奥さんとは別れる。でも絶対にそんなことせえへん」って宣言していたんですよ。そういうことを言える男性って素敵じゃないですか。
――めちゃくちゃ素敵だと思います!
ゆいP:ていうか、男性ってみんな浮気しているらしいですよ。知ってました? 円山町のホテル街、あの近くのご飯屋さんのカップルは、ほとんど不倫カップルだそうですよ。
――ショックです。でも、原西さんはしないんですよね。
ゆいP:そうそう。原西さんは本当にいい人で優しくて。質問したことも全部答えてくれました。
――どんな質問をしたんですか?
ゆいP:お子さんの運動会や参観日に行くそうで「子供たちに囲まれませんか?」って聞いたら「全力でギャグやるで」って言っていました。本当にステキな人。あとは、お小遣い制って話もしていました。5万円らしいですよ。
――5万円のお小遣いで、浮気はしないし、子供とも全力で遊ぶってステキすぎますね!
ゆいP:原西さんにキュンキュンしました。原西さんのような人と恋愛をするのが理想かもしれないですね。
好きな人から呼ばれたいあだ名は「ゆいぴょう」
――もし、ゆいPさんが今女子高生だったとしたら、どんなことにキュンキュンしそうですか?
ゆいP:写真とか写るときに近くに常にいるとか、やけに名前を呼んでくれるとか話しかけてくれるとかかな。名前って大事ですね。
――好きな人からはなんて呼ばれたいですか?
ゆいP:下の名前かな~。でも、恥ずかしいな。う~ん、じゃあ、下の名前でちゃん付けでお願いします。あとは二人だけの特別なあだ名もいいですね。横澤夏子の旦那さんが「だいきくん」っていうんですけど「だいきゃん」って呼んでいて、夏子は「なっきゃん」って呼ばれてるそうです。私だったら……「ゆいぴょう」がいいかも!
――カップルはバカバカしい名前で呼び合うほうがいいらしいですよ。テレビで壇蜜さんが言っていました。
ゆいP:そうですか!ならやっぱり「ゆいぴょう」でお願いします!
――最後に、番組を見る高校生にメッセージをお願いします。
ゆいP:私、高校3年の修学旅行で沖縄旅行に行った際に、片思いしていた彼に告白したんですよ。そのときは振られちゃったんですけど、卒業してから「やっぱり好きかも」っていう連絡が来たんです。私はすでに大学で新生活が始まっていて「何言ってるの?こいつ」って言う気持ちになりましたが。
――その男子も「遅いよ!」って感じですね。
ゆいP:でも、一回告白するのは相手を意識させるってことだなって思いました。振り返ってみるとすごくいい思い出です。だから、好きだったら絶対に告白することをおススメします。ちなみに、オカリナさんはそういうことを何もしてこなかったから振り返る思い出がなにもないそうです(笑)。
――ありがとうございました! MCのゆいPさんのお姿を見るのを楽しみにしています!
インタビュー・テキスト:氏家裕子
写真:岡田誠