株式会社KADOKAWAが、漫画家・イラストレーター武田日向さんの代表作『異国迷路のクロワーゼ』合本コミックスを2018年1月9日に発売することが決定した。

桜庭一樹さんによる小説『GOSICK -ゴシック-』のイラストレーション等でも知られる武田さんは、繊細美麗な筆致で多くのファンを魅了するクリエイターだったが、今年1月に逝去。本作は武田さんの一周忌にあわせて刊行を予定しており、10月24日より全国の書店、ネット書店にて予約受付を開始している。
『異国迷路のクロワーゼ』は月刊ドラゴンエイジ増刊「ドラゴンエイジPure Vol.2(2006年6月29日発行)」より連載開始。19世紀のパリを舞台に、異国の街で暮らすことになった日本の少女・湯音の暮らしを描いた滞在記で、美しいヨーロッパの風景の中に描き出される少女の心の機微が好評を博した。2007年12月に第1巻が発売され、シリーズ累計30万部、2011年7月期にはテレビアニメも放送された。
本作では既刊2冊の内容に加え、コミックス未収録となっていた原稿を多数収録。大判のB5判仕様で刊行するという。
『合本 異国迷路のクロワーゼ memoire』
- 定価:本体2,200円+税
- 発売予定日:2018年1月9日発売
- サイズ:B5判
- ページ数:550ページ(内4C6P)予定


