昨日10月31日、AKB48が埼玉・さいたまスーパーアリーナで、メンバーの渡辺麻友の卒業コンサート「渡辺麻友 卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」を実施。終演後、彼女はマスコミ向けの囲み取材に応じた。
今回の卒業コンサートを迎えるにあたって渡辺は度重なる打ち合わせを経てから臨んだという。彼女は「計20回前後…スタッフさんもお忙しい中、深夜から打ち合わせが始まって夜中3時くらいまで『ああでもない、こうでもない』といろんな意見を出しながら」と打ち合わせ時のエピソードを明かしつつ、「そうやって作りあげた今回なので、かなり最高のコンサートになったんじゃないかなと思います」とその出来に胸を張った。
続けて「ご自身のアイディアが形になった今回のライブでのこだわりのポイントを教えてください」と聞かれ渡辺は、「いろいろあるんですけど」と前置きしてから、「世界観を統一したいと思いました。セットもクラシカルなイメージ…お城みたいな感じになってて、冒頭に1人で登場して歌う場面でも大きな素材を使ったドレスを着て登場したり、全編通して衣装もセットに合ったものだったりを選んで。コンサートグッズまで全てが同じ世界観であるように意識しました」と明かす。これに記者から「おとぎの国というか…おとぎ話のようにも見えました」と感想が入ると、「ああ、そうですね。普段の現実とは離れたちょっと非現実的な夢のような世界というか」と同調した後で、「今までAKB48のコンサートでそういうコンセプトで統一されたものがなかったので今回は1から100まで統一してやろうと思って」と力強く語っていた。
また今回のライブでは渡辺が選んだ期待の若手で構成されたメンバーが楽曲を披露する場面も見られた。「どういった理由で選出されたんですか?」と質問が飛ぶと、「普段から見ていて、”この子いいな”って思った子だったり、これからより輝いたら、AKBのセンター張れるんじゃないかなって子だったり、私が個人的に期待している子を選びました」と解説。その後で「誰を1番に選抜として考えられたんですか?」と問われると、彼女は「最近すごく注目しているのがTeam 8の”ゆいゆい”こと小栗有以ちゃんです」と明かし、「めきめきと成長中でたくさんファンの方もいて。まさに”王道アイドル”って感じの子で、今回のコンサートでも目立っていたので注目しています」と理由を語った。「ポスト渡辺麻友という感じですか?」という質問には、「私なんか目じゃないくらい、私以上のアイドルです。AKBの正統派アイドルとしてがんばってほしいなと思います」と返した。
ビール大好きなんで飲みたいな
会見の終盤、「卒業後は女優としての道を歩むそうですが、女優以外に挑戦したいことはありますか?」という質問が飛ぶと、「AKBの中に11年間いたので、やってこなかったことは山のようにあるんですけど…」と発し少し悩んだ後で、彼女は「普通に居酒屋とかでお酒を飲みたい」と微笑む。「まずは何を飲みますか」と記者から聞かれると、渡辺は「ビールです(笑)。ビール大好きなんで飲みたいな」と茶目っ気たっぷりに返していた。
そして最後に「本当にたくさんのところにこだわって作りあげたコンサートで私の人生においても一生忘れることのないであろう、大切な1日になりました。すべてのみなさまに感謝します。年末までAKB48ととしての稼働はあるんですけど、最後の東京・秋葉原での劇場公演が12月26日になります。AKB48渡辺麻友の集大成をお見せする公演にしたいと思ってます。残り2ヶ月、AKBメンバーとして全力で生き抜いていきたいと思います。本日はありがとうございました!」と力強く語り、会見を締めくくった渡辺。なお、彼女は12月20日に初のソロアルバムをリリースすることをライブ中に発表している。
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