世の中には彼氏がいてもいなくても気にしないで恋愛を謳歌するタイプの女性がいます。私の友人のナツミ（仮名）もそんな超恋愛体質の肉食系女子。”狙った獲物は逃さない”をモットーに、彼氏がいようがいまいが好きなタイプの男性に出会ったらストレートにがっついていきます。
持ち前のパワフルさと愛くるしいビジュアルで、たいていの男は落としてきた彼女ですが、今回は彼女が「浮気にチャレンジしても落とせなかったエピソード」を教えてもらいました。
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恋愛に超アクティブなナツミ、彼氏がいるのに他の男性にアプローチ！
友人のナツミは童顔でとにかく可愛くてモテる女性。明るく愛嬌があり、ナイスバディなスタイルを持つナツミは、人生でモテ続けてきました。男性からモテることに加えて恋愛体質でもあるため、彼氏が途切れたことはほぼありません。彼氏と別れればまた新しい彼氏をすぐに作り、彼氏がいるときにもオープンに他の男性と遊びに行きます。浮気も日常茶飯事です。
そんなナツミが「めちゃくちゃタイプ！！」と絶賛するタツキ（仮名）と出会ったのは、友達が主催するバーベキューに参加したときのこと。ナツミの好きなアイドルグループのメンバーに似た、薄い顔立ちに色白ですらっとした長身のイケメンでした。このときナツミには付き合って8カ月になる彼氏がいましたが、彼との関係はマンネリ気味。彼から連絡はきていたものの、会うのは月に1回程度でした。
「この人を落としたい…！あわよくば乗り換えたい…！！」
出会った瞬間からタツキを落とす決意をしたナツミ。2歳年下のタツキに全力でアプローチをすることにしました。BBQの網で焼かれた肉をタツキに献上して話しかけ、「かっこいいね～！」と直球で褒めます。その後も「彼女いるの？」「どんな子がタイプ？」と初対面とは思えない距離感で質問攻撃。ついには「また会いたいからLINE教えて！」と連絡先を交換するまでに。その後、LINEでアプローチをし続けました。
待ちに待ったタツキとデート！ 攻めて攻めて攻めまくるも…
恋に熱しやすく冷めやすいナツミの恋愛は、いつも短期集中型。とにかく積極的に相手にアプローチをし、自分と一緒に過ごす時間を作ってもらいながら、相手を自分のペースに巻き込んでいきます。ナツミはタツキと出会った翌週末には焼き鳥デートの約束をとりつけます。彼女の計画では、この1回のデートでタツキを落とし、お持ち帰りしてもらう予定でした。
「ナツミちゃんって彼氏いるんだよね？」
焼き鳥を食べながらタツキにそう聞かれたナツミ。おそらくBBQに一緒に行ったグループの誰かがタツキに教えたのでしょう。しかしこんなことはナツミの想定内。
「うん、いるよ。でも最近うまくいってないんだよね。もう1カ月も会ってなくて、そろそろ別れようかと思ってるんだ。相談に乗ってほしいな……」
と、相談者という立場で、タツキを恋愛モードに持ち込んで行きます。
「彼氏は部屋の掃除ができない人だから、デートでも彼の家に行っていつも私が掃除してご飯つくって終わりだよ。それでも好きだから頑張っていたんだけど、なんか浮気もしているっぽくて……」
彼氏のことをディスりつつ自分の女としての価値をあげる戦略をとりました。そんな本音半分、嘘半分のナツミの恋愛相談にも親身に耳を傾けるタツキ。お酒の力も手伝い、ナツミは次第に肉食モード全開に。ナツミは、タツキの太ももに触れたりお腹をくすぐったりしながらボディタッチをしていきます。しかし、タツキがそんなナツミの手をやんわりと払います。
じれったくなったナツミは、強引にタツキの唇を奪いました。山ほどの浮気を行い、これまで数多くの男を落としてきたナツミ。たいていの男はこのボディタッチやキスで落ちます。しかしタツキは……
「何をやっているか分かってる？ いくらうまくいってないからって彼氏にもよくないよ。それに俺、酔っぱらい嫌いなんだよね。もう帰っていいかな？」
急に怖い顔つきでナツミを引きはがしたのです。タツキの言うことはあくまで正論。ナツミは反論の余地もありません。予想できなかったタツキの行動に、ナツミは思わずパンツの下でお漏らしをしてしまったと言います。
泣きながら彼氏に甘えるナツミ 浮気の結果「男の傷は男で癒す」
生まれて初めて男性を落とすどころか、なびかれもしなかった体験をしたナツミ。これまで経験と自信ゆえに肉食系で突っ走ってきましたが、タツキの一件で、自宅に帰ってから急に不安になったと言います。
ほとんど音信も途絶えていた彼氏に連絡をとり、「今すぐ会いたい」と柄にもないお願いごとをしました。突然の連絡とおねだりにおどろいた彼氏は、すぐにナツミの家にやってきてくれました。
「どうしたの？」と聞いてくる彼氏に、ナツミはけろっと「ずっと会えなくて寂しくなっちゃったの」と答えるナツミ。さらに「私のこと好き？」と質問を重ねます。
「当たり前だろ。じゃなきゃこんな時間にこねーわ」
面倒くさそうにしながらもうれしそうにする彼氏。このときナツミは心の中で『男の傷は男で癒すもんだよな……』と思ったそうです。すっかり安心したナツミでしたが、濡れた自分のパンツのことを忘れていました。パンツは体温によってすっかり乾きましたが、染み込んだ臭いまではとれなかったようで……。彼氏に「なんか服臭くない？」と言われてしまい、ナツミもこのときばかりは恥ずかしく、黙りこんでしまったそうです。
（ライター/小林リズム）
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