4日、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が「稲垣・草なぎ・香取3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』」(AbemaTV)にて、オートレーサー・森且行と21年ぶりの共演を果たした。3人はこの日、森のレースを観戦しに会場の浜松オートを訪れていた。
喜びの再会 森、香取に抱きつかれ「でかいなぁ」
レース終了後、再会を果たした4人。森に特に可愛がられ、家にもよく遊びに行っていたという香取は感極まって森にハグ。抱きつかれた森は、「でかいなぁ……」とポツリ。「俺より一回り小さかったのに」と香取の成長を噛み締めた。
香取は「レース会場」での再会に思い入れもあるのだという。まだ子供だった頃、森にレース会場にバイクで連れて行ってもらったことがあるそうで、「お客さんがいない夜の川口オートに連れて行ってもらって。その時は、まだオートレーサーになるって知らされてなくて。森くんが『このオイルの匂い最高だろ』って言っていた。俺は子供だったから「わかんない」って答えたんだ」と懐かしそうに語った。
森、3人との共演に不安はなし「だって会いたいもん。会いたいよ!」
森は、レース期間中に食事をとるという食堂も案内。自身は減量中のため食べることができないというが、稲垣・草なぎ・香取の3人は森おすすめのカレーラーメン、他人丼、浜松餃子を注文。
レース前、3人がいた客席の方を見上げたという森だが、その時に香取を見つけたのだという。香取はその話を聞き嬉しそうに笑い、「俺たちも『行っていいのかな?』っていうドキドキがあったけど、番組が来るというのに対して何か(思いや緊張は)あった?」と質問。森も笑顔で「全然ないよ。だって会いたいもん。会いたいよ!しかもオートレース場きてもらって、俺が働いているのを見てくれるのは嬉しいよ!」と3人の訪問に大喜びだった。
「つよぽん」呼びを始めたのは森
ファンの間でも浸透している草なぎのニックネーム「つよぽん」だが、これは実は森が名付けの親。草なぎは「森くんって面白いよね。テレビで言えないこといっぱい教えてもらった(笑)」とニヤニヤ。「僕の中では同じ年なんだけど、(学年は)一つ上で、ずっと『お兄ちゃん』。喧嘩もしたし、無茶振りもされた(笑)。『地下鉄でバク転してみろよ!』とか言われたり。冬だったからダッフルコートを着たままバク転してたんだよ!?(笑)」と2人に森の無茶振りを訴えた。
森はこの暴露に対し、「自分ができなかったからさ(笑)。いじめじゃないよ(笑)」としどろもどろ。草なぎは「でも、そういうの含めて森くんが好きだったんだよね。人生の裏と表を初めて見せてくれた人(笑)」と笑いながら、昔からの仲の良さをうかがわせた。
草なぎ・香取とは思い出話が止まらない森だが、稲垣とは2人でいることはあまりなかったという。香取も「森くんと吾郎ちゃんが2人でいる印象ないな~」と回顧。同い年で、以前は“中間管理職”的立ち位置だった2人の関係を稲垣は「言葉はなくても、森くんと僕は通じてるんだよね」と話し、森も「話さなくても吾郎ちゃんのことはなんかわかるんだよな」と、互いに実は心の底で通じ合っていることをうかがわせた。
森の脱退にショック 香取「小さいながらに『ふざけんな!』って思ったよ」
その後、3人は森に連れられ宿舎やレース会場の見学へ。森からオートレースにまつわる説明を受けたり、写真撮影を楽しむ。そして、バイクの整備場では森脱退時の話にも。
オートレーサーの試験に受かってから、脱退を決意するまでの心境を聞かれると「どうしようどうしよう……ってキツかったよ。最後まで悩んだよ。でもやっぱり夢だったんだよね。夢を取っちゃったんだよね」と答えた。香取は「俺は小さいながらに、一番下ながらに『ふざけんな!』って思ったよ。グループもこれからだったし。1番近くにいたからかもしれない。『なんで言ってくれないんだ』って。でも、その後みんなで話し合った時に、一瞬にしてそういう気持ちは無くなった。引き止めるとかではないんだなと」「話を聞いた時は辛かったけど。あの日の帰り道、暗い道で泣いたけど。あの日、マネージャーさんが部屋に来たときのドアのカチャンという閉まる音も覚えている……。でも、その日の夜には納得できたよ」と、当時の素直な気持ちを語った。
最後に森は3人にプレゼントを手渡し。草なぎにはバイクの部品を使用した手作りスマホスタンドを、稲垣には「桃」と書かれたピンクのゴルフボールを、香取には生まれ年である1977年のウイスキーをプレゼントした。
森が脱退してからの時間を埋めるように、森はレーサーになってからの話を一つずつ丁寧に説明し、稲垣・草なぎ・香取の3人は森の言葉を一言一句逃さず聞き入るように、聞いていた。
再会したことへの喜びを終始噛み締めながら、当時の“仲間”と共に思い出をふり返った4人であった。
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