2007年、アップルは初代iPhoneを発表。革新的なデザインと機能が人気となり、その後10年間で13のiPhoneが生まれた。そして3日、10周年を記念した「iPhone X(テン)」が発売された。
iPhone Xの注目ポイントは「ホームボタン廃止」「有機ELディスプレイ」「Face ID(顔認証)」だ。Face IDでは、顔で本人を認識し画面のロックが解除できるほか、文字を入力する人の表情を読み取って絵文字を表示するなどより機能が進化した。有機ELディスプレイは、光源が必要な従来の液晶とは異なりディスプレイそのものが光るため、その分端末を薄くすることができる。また、映像切り替えの反応が早い、消費電力が少ない、どの角度から見ても画質が変わらないといったメリットも。iPhone Xは、そうした最新機能を搭載した10周年記念の特別モデルとなっている。
中でも気になるのはFace IDの精度だ。アップルのホームページによると「無作為に選ばれた他人がロックを解除できる確率は約100万分の1」ということだが、双子の場合はどうなのか。『原宿アベニュー』(AbemaTV)では、双子4組で検証してみた。
実験に参加したのは、一卵性の双子3組と二卵性の双子1組で合計4組8人。どちらかの顔をFace IDに登録したら、顔を登録していないもう一方が顔認証を行う。はたして双子はアップルの最新ロックを突破できるのか。
「あ…あきました」「あいた!普通にあくんだけど!」「あいたんだけど。すいません!」と解除に成功したのは、一卵性の双子3組。もちろん、登録・解除の順番を逆にしても全員成功した。一方、二卵性の双子は、兄→弟の順番ではロックを解除できなかったものの、弟→兄の順番では解除することができた。
結果、Face IDを突破できたのは4組8人中、7人だった。
なお、アップルの発表会で「Face IDは顔の似た双子と成長過程にある13歳以下の子ども以外はそのユーザーの違いを認識する」としており、海外メディアの調査では1000人中解除できたのは32人だったという。
(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)