「ハロー!プロジェクト」が20周年という節目を迎える2018年に向け開催している「ハロー!プロジェクト新メンバーオーディション」。約7年ぶりにテレビが完全密着したドキュメンタリー番組『少女たちの決断~密着!!ハロー!プロジェクト20周年オーディション』のナレーションを担当することが決定した道重さゆみが、ハロー!プロジェクト、そして候補生たちにコメントを寄せた。
ーーナレーションを担当してみて、いかがでしたか?
道重:映像を見ながらナレーションをさせていただいたので、オーディション候補生達が一生懸命頑張っている姿を見て、本当に「頑張れー!」って声を出して、応援したくなりました。
モーニング娘。単体ではなく、ハロー!プロジェクト全体のオーディションというのは初めてなので、「どのグループに入るのかな?」とか、「この子はあのグループが合いそうだな。」とかそんな事を考えながらナレーションしていました。候補生のみんなほとんどが、既にキャラが出来上がっていて、そこにもびっくりしちゃいました。「ものまねとか、学校で流行っているのかな?」とか、「ここは色々考えてきたんだろうな。」とか、色々な事を想像しながら見ることができたのでそれがすごく面白かったですね。
ーービジュアル面ではいかがですか?
道重:みんな可愛くて、出来上がっていて、すごいなと思いました!コメントもしっかりしていて、候補生の一人は部屋に入るときに「失礼します」って言っていて、小学4年生のときの私は多分言えていなかったと思うので、偉いなぁと感心しながら見ていました。
ーー道重さんご自身のオーディションはどんな思い出ですか?
道重:私は小学生の時から本当にモーニング娘。になりたかったんですよね。当時は中学1年生からしかオーディション受けられなかったので、中学生になった瞬間に「オーディションが次あったら絶対受ける!」って言っていました。
中学1年生の終わり頃、兄が「オーディションあるよ」って教えてくれて、それで受けたんですけど、モーニング娘。って、みんなキラキラして素敵だから、都会の人しか受からないんじゃないか、山口県出身というのはネックだと、なぜか勝手に考えていました。今でこそ山口県出身というのが誇りなんですけど。
私の記憶では、一次審査受かりました!って電話がかかってきて、二次審査のために東京に来てくださいって言われたときに、"あ、山口県出身でも二次審査いけるんだ"と思って、"あとはもう受かる""そこを突破すれば大丈夫"みたいな気持ちでした。歌もダンスもめちゃくちゃ下手くそだったんですけど、あまり自覚がなくて、結構自信はあったと思います。
ーー道重さんのオーディション時の歌唱指導のシーンがとても印象的でしたが
道重:お母さんや学校の先生に怒られるというのはあっても、たくさん大人たちがいる前で、めちゃくちゃ怒られるっていうのがあまり経験なかったので、その迫力と、できない悔しさと、でもモーニング娘。になりたいっていういろんな気持ちが混じって、泣いちゃいましたね。でも先生方には今でも感謝しています。
ーーモーニング娘。にとってのオーディションとはどんなものなのでしょうか?
道重:オーディションって、見ていてすごく「応援したい!」とか「頑張れ!」とか思うじゃないですか。今日もナレーションを収録して、そういう気持ちになったし、きっとオーディションの候補生たちがこの番組を見るときも、すごくワクワクすると思うんですよね。スタジオにいるOGや現役メンバーが自分の名前言ってくれたら嬉しい、とか、絶対あるじゃないですか。「ええ!私の名前呼んでくれてる!」みたいな。私たちも映像を見て刺激を受けて、初心に帰るというか、頑張ろうと思えます。
ーー道重さんにとってハロー!プロジェクトとは?
道重:やっぱりハロー!プロジェクト、モーニング娘。っていうのは。"大好き"な存在ですね。モーニング娘。になりたくて、芸能界に入ったので、入る前も在籍中も、卒業した今でも大好きな存在です。
ーー視聴者への皆さんのメッセージ、番組への期待感をお願いします
道重:この20周年という節目に、ハロー!プロジェクト全体にものすごい勢いを感じています。その中でも、特にモーニング娘。は後輩たちがこの2.3年ガムシャラに頑張り続けてきた結果が形になって表れてきてるなぁと感じています。現役のメンバーがすごく頑張って、進化している中で、さらにこのオーディションで新しくなっていくハロー!プロジェクトを見守っていってほしいなって思いますし、私もすごく期待しているので、大きく飛躍してほしいなって楽しみにしています。