フリーアナウンサーの長谷川豊氏が、自宅住所をネットに晒された件について被害届を警察に届けた結果をアメブロで報告している。結論として被害届は受理されなかった。長谷川氏は以下の説明をし、この段階については納得している。

長谷川豊オフィシャルブログより

 〈警察が被害届を受理するのは「法律に違反し犯罪を確認できた」時となっています。当然です。税金を使って捜査をするわけで、何でもかんでも操作するわけにもいきません。〉(原文ママ)

 ちなみに長谷川氏は昨年も被害届を警察に届けている。その際は家族を含む殺害予告があったため、証拠があったということで被害届は受理してもらえた。だが今回は警察の判断において、今回は状況が違うのだという。

 「今回は自宅の住所をさらされ、しかもそれにまつわる実害が生じています。明らかな犯罪行為と判断し、僕は警察に被害届を出す相談に行ったわけですが…」と前置きをしたうえで、こう驚きの問いかけをした。

 「皆さん、知ってました…?ネット上で人の住所をさらしものにする行為って…別に犯罪でも何でもないのだそうです。」

 警察はあくまでも法的な判断をした結果、「住所晒し」では被害届を受理できないとしたのだという。

 「これがきっかけで暴漢などが襲ってきた際は、その時に連絡ください」とも警察からは言われたそうで、長谷川氏は「いや、その時は…僕の家族が死んだ後だよ!」と情けなくて涙が出そうになったと警察でのやり取りを振り返った。

 ただし、同氏はこれがこの警察署だけの問題でないことは理解しており、日本全国が同じ状況にあることを問題視。ネットで「情報晒し」をすることがいかに暴力的か、その危険性を訴えている。

長谷川豊『被害届は不受理。住所を個人がさらし者にしても罰する法律がない日本はどうなのか?』
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