
ドラマ『ロマンスが必要』は、大人世代のリアルな恋愛観や女子トーク、ラブシーンが多いことが話題になり、筆者の友人たちの中でも人気を集めていました。
今までにないリアルな恋愛事情が垣間見られ『ロマンスが必要2』はさらにパワーアップ。韓国ドラマにありがちな現実離れした設定ではなく、筆者も観ていて、日常の「仕事も恋も友情も大事、今を楽しみたい」というリアルなセリフが胸にストンと落ちるような作品でした。
そして、同シリーズの3作目『ロマンスが必要3』は、過激度は控えめながらも、シリーズの中で最も恋がしたくなる作品。今回は『ロマンスが必要3』の見どころについて紹介します。
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『ロマンスが必要3』

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ストーリーの中心になるのは、シン・ジュヨン(キム・ソヨン)とチュ・ワン(ソンジュン)。幼い頃シンシン、コグマ(さつまいも)と呼び合い、姉と弟のような関係だった2人。どこまでも優しかったジュヨンに再会するため、人気作曲家となったワンは韓国へ帰ってきます。しかし、肝心のジュヨンは優しさも純粋さもどこかに置き忘れてきてしまったような女性になっていました。
ショッピング番組制作会社の凄腕マーチャンダイザーとしての徹底した仕事をこなし、プライベートでは恋に破れても平気なふりをしてしまう歪んだ心を持った女性になっていたジュヨン。ワンはジュヨンの変わりようにショックを受けてしまいます。
ジュヨンを新人のころから見守り続けている先輩、カン・テユン(ナムグン・ミン)の存在にも注目です。ジュヨンにとってテユンは最初こそ鬼のように厳しい先輩でしたが、今では実力を認めてくれる良き理解者です。男性として見ていなかったつもりがいつの間にか大切な人に……。しかし、その恋心にさえもジュヨン自身は気付くことができません。
ココが見どころ! 恋人に振られても泣かなかったジュヨンが……

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ワンの前ではライバルに負けても、恋人に振られても泣かなかったジュヨンが、テユンに冷たくされただけで子供のように泣くシーンがあります。ジュヨンが「今まで泣かなかった理由」をワンが本人よりも先に気付いてしまう場面です。
年下でいつも子供扱いされてしまいますが、自分以外の男性のために泣くジュヨンを優しく包み込みながら、切ない表情を見せるワンのまなざしは大人の色気を感じます。
子供の頃は、人の感情をピアノの音や言葉で教えてくれたジュヨン。自分の気持ちさえ分からないほど「素直さ」を忘れてしまっています。それを優しく大きな心で見守り愛し続けるワン。2人の関係を象徴するシーンのひとつです。
三角関係勃発! テユンの本心は?

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一方、テユンもジュヨンの元同級生オ・セリョン(ワン・ジウォン)との過去の恋愛での傷を引きずっています。過去の男性問題で今では犬猿の仲のジュヨンとセリョン。今度はテユンを巡っての三角関係になります。
自由奔放にみえるセリョンは、誤解されても本当のことを伝えることが出来ず素直になれず行動は裏目に出てしまう女性です。セリョンはテユンのことを今でも忘れられず、なんとか取り戻そうします。しかし、セリョンに過去深く傷つけられたテヨンは感情をあらわにして彼女に冷たく接します。
3人の三角関係の行方は? 心が温かくなるラブストーリー
筆者が前2作と大きく違うと思った点は、恋のドキドキするもどかしさよりも幸せを自らみつけていくヒロインたちの姿が印象に残るところ。無理をして頑張りすぎたり、ほかの理由をつけて夢を諦めたり、これ以上傷つかないように何でもないフリをしたり……大人になるにつれ、いつのまにか幾重にも自分を守る殻を重ねてしまってはいませんか?
年齢を重ねると、女同士でもだんだん相手の気持ちに踏み込むことが少なくなり、恋の話などは後回しになりがちですよね。『ロマンスが必要3』は“30代女子あるある”が満載で、「そうそう! 私もそう思う!」と会話に参加しているような気持ちになれる作品です。大人世代の女性すべてに「恋はやっぱりいいな。寄りかかれる人がいるのは幸せだな」と思わせてくれる、心が温かくなるラブストーリーです。

