9日、橋下徹氏が『橋下徹の即リプ!』に出演、宮崎県知事、衆議院議員を経験した東国原英夫氏を相手に、政治談義に花を咲かせた。
前回の放送で、視聴者からの質問に「もう誰もやってくれへんって話になれば、またそこで燃えるかもです!」と発言していた橋下氏。冒頭から東国原氏に「もう一度、政治家やってもらえるんだったらやってもらいたいな。自分はやらないけど人には期待する。もうダメですか?」と切り込んだ。すると東国原氏は、「いや~、政治家はボランティア精神だから。全然稼げない」と、生々しい話がスタート。
橋下氏が「許認可権を全部握ってるから、知事が悪さしたら本当にお金はあつまりますよ。もちろん全部断りましたけど、知事選のときに『寄付したい』って、現金持って申し入れが来ましたよ。選挙のときなんて、お金が飛びまくりですよ。『比例名簿のここに載せるために、これでどうかと』とか」と暴露すると、東国原氏も「うんうん、鉄の心じゃないと断れない。やっぱり人間だから。100万円をコンニャク、1000万円をレンガ。1億円は何って言うか知ってる?座布団って言うの!『座布団ですか?』と言われたこともある」と応じる。
さらに橋下氏が「権力は目的じゃなくて手段だから、お金じゃなくて本当に地域や国を良くしたいという思いがないと政治家やっても意味がない。僕は8年間、全部犠牲にしてやった。大阪への恩返し。だけど都構想を否定されたし、情熱が無くなった。だけど今の国会議員は、権力が目的になってる。彼らはあのポジションに就いておくことが全て。辞めたあと、国会議員としてもらってる以上に稼げる人は今まずいない」と厳しく批判。東国原氏は「権力にしがみつくんじゃなくて、何をしたいか、何の制度をつくりたいかなんだ。無責任って言われたけど、執着していないっていうだけなんだ。お金をなげうって、持ち出し出しででも選挙やろうっていう情熱が起きるかと言うのが重要。それが出れば動くかもしれない」とコメント。
さらに東国原氏は「橋下さんはタレントやってたほうが数倍稼げる。俺のギャラは橋下さんの二分の一くらいだから。講演会一本200万ですよ!みなさん!それがそのまま入ってくる」「いや、ちょっと!これ生放送なんですから(笑)!ちゃんとマネジメント会社ありますから!もういいじゃないですか、そういう話は!」と慌てて否定していた。(AbemaTV/『橋下徹の即リプ!』より)