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「欲しくてもお金が無くて買えないということが多い」

「トレンドがコロコロ変わって、その時にしか着ないから服の量が半端ない」

 そんな女性の“ファッションあるある“に1つの答えを提示するのが、ここ数年盛り上がりを見せている「ファッションレンタル」だ。ファッションレンタルは普段着を毎月一定数、定額で借りることができるサービスで、まさに“大きなクローゼット”をみんなで共有するようなもの。

 若者にファッションレンタルの印象を聞いてみると、「使ったことがない」「レンタルだから色々な人の着回しというイメージもあるし、安っぽいのかなというイメージがある」「同じ服しかなさそう」とあまり浸透していない様子だ。

 そこで『原宿アベニュー』(AbemaTV)では、実際のレンタルサービスで扱っている100着の洋服と20個の小物を用意し、5人の女性に擬似ファッションレンタルを体験してもらった。好きな15アイテムを選ぶなか、「かわいい~」「可愛いのがいっぱいあって決められない」と楽しむ声があがる。選んだ洋服を実際に着てもらうと、「安い洋服は生地が薄いからそういうやつかと思ったけど、普通の服だった」とイメージも変わったようだ。

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 現在、20代後半から40代に利用者が多いファッションレンタルだが、博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田曜平氏によると「若者に広がる可能性のある分野」だという。その理由として、ブックオフやメルカリなどを日常的に利用していることから「中古品に対する抵抗がない」ことや、「SNS映えを狙うため」などをあげた。

■専属のスタイリストが洋服をコーディネート

 洋服を借りるだけでなく専属のスタイリストがついてコーディネートをしてくれるサービスもある。引越しを機に洋服を大量に処分し、現在ファッションレンタルサービスを利用しているというえりさんに話を聞いた。

 えりさんはレンタルサービス「Rcawaii」の「借り放題スタートプラン」(月額9980円、税抜)を利用している。要望に応じてスタイリストが選んだ洋服3着とコメントが届けられ、服を気に入った場合は購入することも可能だ。

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 えりさんは月に4、5回は交換するというヘビーユーザーで、彼女のクローゼットには何もかかっていないハンガーが多く並んでいる。「今は洋服をレンタルしているので、買う必要がない」といい、持っている私服は上下合わせて15着ほど。

 洋服をレンタルする理由を聞くと、「周りの人からの反応」をあげるえりさん。「『いつも違うの着ているね』とか、褒めていただいたりするので今でもずっと続けている」という。より似合うものを送ってもらうために、次回の要望の項目には着てみたいスタイルや利用シーン、色などを細かくチェック。苦手なアイテムや色、丈などを伝えることも可能だ。

 一方、今月からサービスを使い始めたきえさんは、LINEを使ってスタイリストにコーデの悩みを相談。「今着ているお洋服にどんなバッグとか靴が合うのかわからないので、相談してみたいと思う」と自撮り写真を送信すると、スタイリストはユーザーの情報などと照らし合わせながらすぐにアドバイスを返信。「顔が見えない分、話しやすい」ときえさんは話した。

■1日1800円で借りられる実店舗も

 国内最大級のファッションレンタルサービス「airCloset」は、2015年2月からスタイリスト制を導入。会員数は今年10月に14万人を突破した。エアークロゼット代表取締役社長兼CEOの天沼聰氏は「我々はパーソナルスタイリングというものを掲げている」と説明する。

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 「プロの経験を持つスタイリストを中心に、スタイリストがその方に寄り添ったファッション提案をさせていただく。お客様が『これが欲しい』というものを届けるのではなくて、その方により合うものを『スタイリストからのご提案』としてお届けをさせていただく。新しい出会いを届けることに注力している。」

 airClosetは、オンラインサービスだけでなく実店舗も表参道に登場させた。店頭にはショップ店員ではなくプロのスタイリストが常駐し、1~3万円の洋服が1日1800円でレンタルできる。レンタルに際しては、まずクローゼットの色味やよく履く靴のイメージなど5つの心理テストを行い、その後体型の悩みなどをカウンセリング。一通り終えたらスタイリストが服を選び、利用者は3つの提案の中から1つのコーデをセレクトする。

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 この日、初のファッションレンタルを体験した女子高生のあやなさんは「この丈もいいかなと。自分の弱点も見てくれたので、脚の長さも気にせずに合わせられるコーデだった。どこか行きたくなっちゃう」と話した。

(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)


▼『原宿アベニュー』は毎週土曜日 12:00~14:00「AbemaNews」チャンネルにて放送!

原宿アベニュー | AbemaTV(アベマTV)
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