
20周年という節目を来年迎えるにあたり、新メンバーオーディションを開催しているハロープロジェクト。その様子に完全密着したドキュメンタリー番組『少女たちの決断~密着!!ハロー!プロジェクト20周年オーディション』では、現役・OGメンバーたちが、ハロプロの過去・現在・未来を語り合い、注目を集めている。
初回~第3回の道重さゆみに続き、第5回、第6回でナレーターとして番組を盛り上げるのが、2013年にハロプロを卒業した真野恵里菜だ。ナレーションを終えた真野が、今も変わらない熱い思いを語ってくれた。
ーーナレーションをしてみた感想はいかがでしたか?
真野:こんなに本格的なナレーションのお仕事は初めてでした。事前に台本をいただいて見たときに、タイムコードが書いてあるじゃないですか。時間を照らし合わせながらやるのかな?映像も見ながらやりたいなって、すごくドキドキしたんですけど、実際に始まったら、すごく楽しかったですね。皆さんが番組を見ていく上で緊張感を煽ったりとか、ちょっと面白く言ったりとか、声だけで伝えなきゃいけないので、表現の仕方って色々あるんだなと思いました。
ーーご自身のオーディションの時はいかがでしたか?
真野:1回目の時は中学1年生で、すごく人見知りしてしまったんですよ。ハロー!プロジェクトが好きだったので「受けたい!」と言って受けたものの、審査員の方の目を見られなかったり、オーディションってこんなにカメラ向けられるんだって思ってすごくオドオドしていたりしました。
ーー1回目と2回目で何か違う点はありましたか?
真野:1回目は審査員の皆さんの目を見られなかったので、2回目は両親に「話をする時、自己アピールをするときは、ちゃんと相手の目を見るんだよ!」と言われたことを心がけました。あとはもう「ハロー!プロジェクトに入りたい、大好き!」って気持ちが凄くあったので、それだけを信じて頑張りました。
ーー当時憧れていたメンバーは?
真野:松浦亜弥さんです。もう何て言うんですかね、ソロアイドルとして、可愛いし、格好いいし、素敵だし、全てを兼ね備えている感じに本当に憧れていて、ドラマとか歌とか、歌番組とかも全部録画してずっと見てました。
ーーハロー!プロジェクト20周年ということで、全員に聞かせていただいているのですが、真野さんにとってハロプロとは?
真野:15歳でハロプロエッグに入って、22歳になる前にハロプロを卒業したんですけど、本当に「青春」だったなって思いますね。もちろん入ってから「あ~、憧れてた世界だ~」と思う部分もたくさんありましたけど、やっぱり、レッスンで出来なくて、悔し涙を流したり、自分の歌割りが減ってしまったりというのを経験したので、もっともっと認められたいと思って、練習もしました。
10代の後半って、やりたいことがたくさんあると思うんです。それを我慢していたつもりはないですけど、アイドルとしてやらせていただいているんだから、ちゃんとレッスンもしなければならないし、自分磨きもしなければと思って、本当に全力を注いでやってきました。だから「青春」だなと思います。
楽しいし、キラキラしているし、ちょっとスポーツみたいだし。その経験があったおかげで、今こうして他のお仕事をやらせていただけていますし、先輩からも教わったし、後輩に残したいものもあるし、凄く大切な場所です。
ーー真野さんがハロー!プロジェクト出身ということをもしかしたら知らない方も多いのではないかと思うのですが、現在、真野さんはハロプロを聞いたり、触れたりすることはあるのでしょうか?
真野:すごく聞きます!私、"ハロプロプレイリスト"を作っているんですけど、何時間あったかな?全部合わせると10時間くらいあるんですよ。聞きたい曲がありすぎて、自分が入る前に好きだった曲もあるし、入ってからいっぱいレッスンした曲とか、卒業したあとの後輩たちの曲とか、どれも良くて、どれも聞きたくて、移動時間とかに聴くんですけど、聴ききれなくて、選びきれなくて、結局「あれ、目的地だ!」って笑。いろんなアーティストの方々の曲も聞きますけど、ハロプロの曲を聴くと元気になるし、初心を思い出いだします。
ーー思い出のハロプロ曲をあげるとすると何でしょうか?
真野:『ALL FOR ONE & ONE FOR ALL!』(H.P.オールスターズ)という曲です。
研修生になった時に、横浜アリーナでバックダンサーをやったんですけど、振りが覚えきれなくて、先生に怒られて、5分間ずっとクラップだけしていたという経験がありました。その時、すごく悔しかったんです。先輩みたいに同じ振りを踊りたいって思いましたし、5分間のクラップってこんなに大変なんだと思いました。だからいまだに曲がかかると踊りたくなるし、ちゃんと踊れます。あの頃はすごくガムシャラにやってたなと。そういう気持ちが大事だなと思います。
ーー先ほど、"ハロプロプレイリスト"というお話もありましたが、今気に入っている曲は?
真野:みんな好きなんですけど、いまJuice=Juiceブームが私の中で来ていて、『愛・愛・傘』が気に入っています。Juice=Juiceって元気なイメージがあるんですけど、女の子っぽい可愛らしい曲もしっとり歌えていて「あ、みんな大人になったんだな」とも思うし、当時の私と比べると、みんなのスキルが高すぎて、憧れの目で見ています。
ーー『少女たちの決断』視聴者の方へのメッセージをお願いします。
真野:この番組のナレーションのお仕事が決まって嬉しかったです。オーディションの完全密着は7年ぶりなので、「この子、受かったら絶対俺は応援する!」と思う方もいると思うんですよ。ファンの方だけでなく、ちょっと興味がある子、オーディションってどんなものなのかな?って思ってる子にも絶対見てほしいです。いろいろな見方ができるし、元気ももらえるし、たくさんの方に見てもらえたらなと思います。




