23日に放送された『橋下徹の即リプ!』にゲスト出演した国際政治学者の三浦瑠麗氏が、橋下氏とともに山尾志桜里衆院議員の不倫疑惑騒動を総括した。
これは番組に寄せられた視聴者から「不倫疑惑で離党した人間がまた立候補して当選したというのは…やってもいいものなのですか」という質問に対してのもの。橋下氏が「どうなのかなと思ったのは、相手の家族や自分の伴侶や子どもに対する申し訳ないという思い。それから、これは民進党の弱さでもあるけれど、宮崎謙介さんの問題のときに徹底して批判していた。山尾さんは法曹資格を持っているからね。宮崎さんの不倫は批判しても、自分は"シロ"だから謝る必要はないと押し通しているけど、疑いを持たれる行動という意味では一緒なんだから"ごめんなさいね"って言ったら良いと思う」と口火を切ると、三浦氏は
「彼女の優等生な部分が出て、すごく"良い子ちゃん"な意見を言ってた。だけど、それを乗り越えた気がする。神奈川新聞の紙面で世間に喧嘩を売って、倉持弁護士を正式に政策顧問に迎えた。今はリベラルとして、昔の"良い子ちゃん"と決別したなら、禊は済んだのかなって思う。自分がシロだと言う必要はない。あれはプライバシーの侵害だから。でも、宮崎謙介さんにはごめんなさいと言ったほうが良い」とコメントした。
橋下氏はさらに「倉持さんも山尾さんも、弁護士として離婚訴訟の代理人になったとしたら、ああいう行為を責める場合もある。"ほら不倫してるじゃないか、浮気じゃないか!"と。そして、あれが裁判でシロになることもまずない。だから彼らはもうそういう仕事はできないし、どんだけ憲法の話とか偉そうな事を言っても、根本なところで法律家としての能力が疑われることになる」と指摘した。
三浦氏も「特に山尾さんは検事だ。究極的には弁護士が犯行を知っていもかばうのが仕事だとすると、検事は真理を追求するのが仕事だから。弁護士が嘘を言うよりもさらに致命的なことだと思う。正義の味方を演じてしまったら、最後までそれをやらなきゃいけなくなる。だから人として不倫することや恋することはあるけれど、政治家として両立してるんですと、自分の家族や相手の家族に謝る、世間は関係ないでしょという姿勢でいるのが良かった。そういう"人間・山尾"として生まれ変わるのが遅かった」と話していた。(AbemaTV/『橋下徹の即リプ!』より)