バラエティや報道番組をはじめ、CM出演やラジオなどマルチに活躍し、AbemaTV(アベマTV)では『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』の番組MCを務めているタレント・SHELLY。私生活では2014年1月に結婚し、2016年1月に第一子を出産。現在は第二子を妊娠し、2018年の2月に出産を控えている。母であり、1人の女性としても輝き続けるSHELLYが子育てや仕事との向き合い方を語った。
―― 現在多くの番組に出演しているSHELLYさんですが、家庭と仕事を両立していく上で気をつけていることはありますか。
SHELLY:私は仕事との両立じゃなかったら、むしろ子育てはできていないと思いますね。専業主婦のお母さんのやっていることって私の精神力じゃ絶対に無理で。1日中幼児と向き合って、何を食べさせるか、どこに遊びに行かせるかを考えて……子どもと1日過ごすって大変なんですよ。だから、子どもが生まれてからは、専業主婦の方に対してのリスペクトがとても私の中で大きくなりました。24時間全部を子どもに捧げられる人は、モチベーションがあって、気が長くないとなかなかできないと思います。主婦さんは本当にすごい。
―― 出産を機に、専業主婦さんへの尊敬の気持ちが大きくなったと。
SHELLY:私の場合、仕事と家庭を両立するために何かを努力しているというより、両立しているからこそ、笑顔で子育てに奮闘できるんです。子どもは大人と違って言うことを聞いてくれないし、こっちの都合もまったく関係ないじゃないですか。「明日朝早いからよろしくね」って言ったところで、通じないし、夜泣きもする。私は仕事に来て大人と会話をしたり、子育ての愚痴を聞いてもらったり、仕事で中でこうやって発散させてもらっているんです(笑)。だから、家に帰ったときに「ただいま」「夕飯どうしようかな」って新鮮な気持ちで子どもと向き合えていると思っています。
(『Wの悲喜劇~日本一過激な女のニュース』収録風景)
―― 第一子のご出産後は産後3カ月で仕事に復帰されていましたが、産休前や産休中はどんな気持ちで過ごしていましたか?
SHELLY:前回は不安でしょうがなかったんですよ。「とにかく仕事を入れてくれ」って言ってギリギリまで働いて。事務所から「いい加減休んでくれ」って言われるくらい(笑)。「いや、まだ雑誌の撮影はできますよ」「顔が出ないラジオはどうですか」みたいな。泣く泣く産休に入る感じだったんですけど、実際に産休に入ったら普段は会えない友達と会ったり、いつも後回しにしている銀行や郵便局、区役所関係の作業をすませたり、子ども用品を買い集めたりしていました。病院に行くための荷物を準備しているうちに少しずつ親になる自覚が芽生えてきましたね。
―― 産休によって、母になる自分と向き合うきっかけになったんですね。
SHELLY:妊娠してお腹が大きくなってくると「私の子ども!」って母になる自覚が出てくる人もいるそうですが、私はそういうことがなくて。「母性っていつになったら出てくるんだろう」って思っていたんです。人によって妊娠した瞬間から母性が芽生える人もいるそうですが、ドラマや映画のイメージが強すぎて……母性という概念にプレッシャーを与えられていたのかも。「母性を感じていないけど、私ちゃんと子育てできるかな」という不安がありました。でも、子どもの服を買ったり、抱っこしておっぱいをあげたりしているうちに、ちょっとずつ母親としての自覚が芽生えてきて。日々の生活の中で「あ、今の感じ、なんかお母さんっぽくない?」って発見して(笑)。
―― 現在2人目をご妊娠されていますが、産休中はどのように過ごしたいですか?
SHELLY:産休に入るイコール専業主婦の道が始まるので、「あーまたいろいろ家のことをやらないといけないな」という気持ちもあります(笑)。でも、次に子どもが生まれたら、そこから2人になるので、1人の子どもだけを見る最後のチャンス。本人はまだ2歳にもなっていないから、成長しても覚えていないだろうなと思いますが、2人きりの時間も最後になる。大切にしたい時間ですね。
(C)AbemaTV
撮影:野原誠治、ライター:小林リズム
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