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台湾の男性アイドルグループ、飛輪海(フェイルンハイ)のアーロンが主演を務める台湾ドラマ『王子様をオトせ!』。筆者も飛輪海のファンミーティングに行ったことがあるファンの一人です。
アーロンファンとしては台湾ドラマ『アリスへの奇跡』でのクールな役も素敵だなと思っていましたが、『王子様をオトせ!』はラブコメディと聞き、予告が流れるたび楽しみしていたドラマでした。
台湾ドラマ『王子様をオトせ!』
ひとり暮らしのチェン・リャンリャン(パフ・クオ)のもとにある日「家を買い戻したから出て行くように」と現れたチー・イー(アーロン)。なんとリャンリャンの会社にもイーが現れ、新社長として就任し「社内恋愛禁止令」を発令します。失敗が多くても太陽のように明るく、周りを和ませ愛されるリャンリャン。イケメンで仕事も完璧にこなすが冷徹、家では徹底した潔癖ぶりのイー。正反対の二人がぶつかり合いながらも、惹かれあっていくラブコメディドラマです。
第9話からディーン・フジオカがイーのライバルとして登場!
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このドラマで注目すべきなのは、イーのライバル、ディーン・カミヤの存在。演じているのは、なんとあのディーン・フジオカです。筆者はこのドラマでディーン・フジオカの存在を知って、それ以来「この俳優さんの演技をもっとみたい」と思って他の作品をチェックするようになりました。2015年のNHK連続テレビ小説『あさが来た』で五代友厚役を演じ、日本でも知名度がアップしましたが、筆者は以前から彼の存在を知っており、たまに得意げな気持ちになってしまいます(笑)。
少しずつ理解し合い、徐々に距離が近づいていくリャンリャンとイー。リャンリャンが浴室掃除をさぼったせいで、チー・イーは転んで右腕を大ケガしてしまいますが、リャンリャンが、食事の世話をすることで二人はいい雰囲気になっていきます。
共同で企画をすることになった会社のクリエイティブディレクターとして、出向してきたディーン。黒髪に青いジャケット、口ひげ。登場シーンの第一声は「おはよう」と日本語です。
イーを演じているアーロンも青いシャツを着ているのですが、並ぶとディーンの大人の魅力炸裂です。愛想がよく、笑顔を振りまきつつもリャンリャンに近づきます。じっと見つめるまなざしや、口の端を片方だけあげてふっと笑うシーンなど、ディーン・フジオカファンにとってはたまらないシーンに違いありません。中国語でリャンリャンの仕事ぶりをほめつつ、日本語でも「かわいい」とつぶやきます。
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しかし、そんなディーンの大人の魅力も天然なリャンリャンには通じず……。そこで、引き下がるかと思えば、彼女の天然さを逆手に取ってさらに近づいていきます。もしかして、何か別の目的がある……?
わざと仲の良い場面をイーに見せるなど、なにかとイーの気持ちを刺激するディーン。早々にイーにライバルを宣言します。この二人の過去の関係も気になりますね。
鑑賞し終わるとふと恋がしたくなる、そして何事にもリャンリャンのように前向きに頑張ろう、とパワーと元気をもらえるドラマです。