12月8日に放送されたAbemaTVの『芸能義塾大学』では、レイザーラモン(HG、RG)が登場し、「これを知ればアナタは一発屋にならない! ブレイクした時に失敗しがちなあるある」を紹介した。あるある第1位に選ばれたのは「売れると、事務所とモメがち」。
レイザーラモンは「9割持っていかれる」ことで知られる吉本興業所属。しかし、それには理由があると今では考えているようだ。かつてHGは最高で月収1200万円だったが、吉本は1億800万円持っていったということになる。
「芸能ニュースとか見ているともめた後、好感度ダダ下がりします。我々は好感度で食っているんです」(RG)
「我々は9:1でスタートしています。そして“一発屋会”ってのがあります。ダンディ坂野さん、小島よしおさんなどと一緒の会なのですが、お金の話になると取り分が全然違うことが分かる。となると『あぁ……、ウチの事務所は……』となります。でも、事務所って守ってくれるところがあります。吉本の場合は、ネタをさせてもらう場所がいっぱいあるとかもね」(HG)
そして、RGはこの日の「生徒役」たる若手女性タレントにこう語りかけた。
「皆さんは、皆さんの力だけで売れたと思うかもしれませんが、周りがいっぱい仕事を取っていってくれたのです。飲み会に行ったりしなくてはいけないところを事務所がちゃんと代わりをやってくれていたりするところがある。サインたくさんしなくてはいけないとかもね。不満があったとしても、それは自分を映しているということなんです。自分が悪いから悪い人が寄ってくるのです」
レイザーラモンは一時期プロレス関連の仕事を多くしていたが、結局そのプロレス運営会社は潰れてしまったというエピソードも告白。1年分のギャラが未払いになったが、吉本が肩代わりしてくれたという。
さらに、HGは一時期プロレスラーにならないかと誘われていた時期もあったといい、自分のことを過大評価。プロレスに熱中するあまりプロレスイベントで左かかとを粉砕骨折し、8ヶ月の休業もしている。それがきっかけでお笑いの世界に戻ったのだが、RGは「HGの心が向こうに行ってるのは分かっていました。でも、神様が『お前はプロレスじゃないんだよ、お笑いをやろう』『もう一回お笑いやろう』と言ってくれたのです。周りでかかわってくれている人に感謝を。偉そうにならずに。それが一番です」と宗教家のように締めた。
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