戦車道に青春をかける女子高生たちを描いたアニメ「『ガールズ&パンツァー 最終章』第1話」の劇場上映が9日より公開された。
そして、劇場上映に合わせて公開されたのが、「ガールズ&パンツァー」の5周年プロジェクトとして制作された初の実写ダンスムービー。踊り手は「ガールズ&パンツァー」の面々をイメージした5人の少女。体操着を着た女子高生姿のダンサーたちが、デッキブラシを手に巨大な戦車を洗車しながら本格的なダンスを披露している。
動画内の戦車は、映画の小道具などを手掛けるニュージーランドのWeta Workshop社に特注し作られた、実物大IV号戦車を使用。ダンスの振り付けは世界的に有名なアーティストも手掛ける「s**t kingz(シットキングス)」が担当している。
また、動画には「ガールズ&パンツァー応援大使」のプロレスラー・蝶野正洋も出演。『原宿アベニュー』(AbemaTV)では、当の本人に「ガールズ&パンツァー」の魅力について語ってもらった。「ガールズ&パンツァー」の視聴によりなんらかの影響を受けたおじさんは「ガルパンおじさん」と言われ、口癖は「ガルパンはいいぞ」など。蝶野はガルパンおじさんを「代表している感じ」だという。
「男としては戦車というのがまずハマるところ。あと、東日本大震災後の被災地巡りで、アニメの舞台になっている大洗と僕が大洗大使ということで接点があった。大洗は漁業関係の被害がたくさんあって、でも復興の人は福島や仙台に行ってしまい支援の手がこなかった。『ガルパン』はアニメファン、戦車ファンといった人をターゲットに地域復興も兼ねている」
アニメとの接点をそう話す蝶野。続けて「この年になって可愛いアイドルはピンと来なかったんだけど、映像のクオリティの高さや街の再現度の細かさ。スタッフの人たちが戦車や映像、音響、声優さんに関して、そこまで気をかけなくてもいいんじゃないのというところまで気をかける。そういう細かいところをファンの人たちは受け止める。作っている側の(努力)を感じとっている。そこらへんのやりとりが、ファンの広がりに繋がっていると思う」と魅力を語った。
また、影響は家庭にも波及しているようで「家内がドイツ人で、『パンツァー=戦車』という意味でダメだと言っていたんだけど、8歳の子どもなんかは『楽しい』と見ている。戦車を通しての“スポ魂”なんで、そこも面白いところ」と明かした。
(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)