AbemaTV(アベマTV)で放送中の『マリキュラム-出会って1か月で結婚する方法-(以下、マリキュラム)』(毎週木曜よる11時~)は、結婚願望のある男女をマッチングさせ1か月間で結婚に辿り着くことができるのかを観察する新感覚リアリティーショー。マッチングしたカップルは1か月の間に“結婚”というゴールを目指しながらデート、旅行、同棲、式場探し…など、様々なイベントに挑戦。相手との相性を探っていく。
番組ではこれまで、2組のカップルのデート場所決め、初デートに密着したが、すでにスケジュールの立て方、デート代の支払い方法、子供の育て方に対するイメージなど、ちらほらと意見の相違が…。今後も、両親・友人紹介や自宅の物件決め、式の準備などが予定されているが、考え方の違いからくる問題が頻発することが予想される。これは番組で出会った2組だけではなく、一般のカップルたちにも言えることだ。果たして世のカップルは結婚前にどんなことでケンカしてしまうのか。そしてどのような相手が結婚相手に望ましいのか、20代~50代の既婚者127人にアンケート調査を行った。
物件選びに式の準備…結婚前のカップルが揉めがちなこと
実際にケンカしてしまったイベントとして多く上がったのが「式の打ち合わせ・準備」「物件選び・引っ越し」「家族紹介・顔合わせ」など。普段は仲のいいカップルも、金銭感覚やお互いの育ってきた家ルールがぶつかり合いケンカになってしまうことが多いようだ。
両家の家がらみのこと、風習、しきたり等の相違。(大阪府・50代女性・専業主婦)
国際結婚なので文化の違い。顔合わせ、親への挨拶、同棲、家を誰が買うか家具を誰が買うか等。(東京都・30代女性・専業主婦)
相手の親のことに触れると、変貌する。(静岡県・40代女性・専業主婦)
生活スタイル。専業になるかならないか。(北海道・30代女性・アルバイト)
新居の場所で沢山もめた。お互いが自分の実家の近くが良いと譲らない。なんなら、旦那は私の実家、地域の悪口など沢山言われた。だから、私も負けじと旦那の地域の嫌いな所を言い合ってしまった。(京都府・40代女性・会社員)
住居。旦那の実家の近くか、自分の地元にするのか。すごく意外と肝心!子供できたり環境変わるとなると、女はやっぱり自分の実家付近の方がいいけどら男はだいたい実家の付近好むと思うし揉めました。(静岡県・20代女性・会社員)
結婚式の段取りで一度は揉めるカップル多いと思います。私たちの場合は、あまりに私に意見がなく、準備も遅いのでキレられました(笑)。(愛知県・30代女性・会社員)
異性の友達との関係性。(広島県・40代女性・専業主婦)
お金のこと。おこづかい制なのか、いくらにするかとか。(宮崎県・30代女性)
中には、「単なるすり寄せの喧嘩をどれだけお互いすり寄せられるかなのですが、結婚前に『文化の持ち寄りだからね!実家ではこう!というのを当たり前にするのはお互いやめよう』と前提を組んでおいたので笑いにかわってました。(東京都・40代女性・自営業)」と先にケンカの予防線を張っていたという声も。お互いに歩み寄る意思を確認し合えていると、ケンカも悪化しないのかもしれない。
協力的な人が1番!結婚したからこそ分かる「理想の相手」
ケンカしてしまうのは仕方がないとして、実際にどのような相手ならば結婚生活はうまくいくのだろうか。「かっこいい人がいい」「背が高い人がいい」「高収入の人がいい」など、結婚前は様々な理想があると思われるが、「結婚後に理想の相手の条件は変わった?」という質問には127人中63人、49.6%が「変わった」と回答。収入が高ければいいというわけでもなく金銭感覚や、家族との距離感も結婚前にチェックすべきで、とにかく相手を思いやる気持ちを持った人がいいとの声が多く上がっていた。
細かいことより、自分を大切にしてくれる方が大事。(東京都・30代女性・自営業)
収入、健康、堅実さなどの基準が、健康が一番になりました。(東京都・50代女性・自営業)
親離れ子離れができてるかどうかを見たほうが良いと感じたから。(福岡県・20代女性・専業主婦)
結婚したら相手は変わるかな?子供が出来たら変わるかな?なんて甘い事が分かった。とりあえず、真面目な人。親も真面目な人。健康な親。生活の内容、物に対する価値観。言い出したらキリがない。ただ経済力は必須。旦那は収入はあるが、それ以上に支出も多い奴。なんやかんや言って毎月使う使う。収入があるので、色んな子育ての対象からは外れる。支出だけが増えて毎月赤字。経済力とは、収入だけとは限らない。(京都府・40代女性・会社員)
恋愛時代と違って、生活、親族、経済的なこと、子どもの教育など現実的な問題が多くなる。それを2人で力を合わせて乗り越えていく覚悟がいるので、お互いの生き方をとことん尊重できることが必要。(大阪府・50代女性・専業主婦)
妊娠、出産を経て、何事にも協力的で柔軟な考えのある人を求めるようになった。(岩手県・20代女性・会社員)
期間は関係ない?53.5%の人が「1ヶ月での結婚もアリ!」
さらに意外な結果だが、「1か月で結婚を決断するのはアリ?」という質問には127人中68人、53.5%の人が「アリ」と回答。既婚者からすると交際期間は問題ではなく、少し離れた考えや価値観をお互いにすり寄せ合い、協力しあえる姿勢があるかが重要のようだ。果たして『マリキュラム』では、ケンカや意見の相違を乗り越えて結婚にたどり着くことができるのか!?次回の放送は1月18日よる11時~。
テキスト:堤茜子
イラスト:ももこし