テレビ番組に出演した場合「噛む」ことはあるが、それは特にポンコツ芸人に多いこと。15日に放送されたAbemaTVの『芸能義塾大学』では、ポンコツ芸人の代表格とされる狩野英孝が出演し、「噛んだ」場合の対処法を女性タレントらに伝授した。

「今噛みましたね?」というツッコミを見たことがある人も多いだろうが、狩野によるとこれは邪魔だという。そんなことは本人もスタッフも視聴者も分かっていることで、いちいち指摘することではないというのだ。そこで明かしたのが出川哲朗にまつわるエピソードだ。
「出川さんが入院していたので、お見舞いに行ったんですよね。すると『面接ありがとな』と言うんですよ。でも、『面会なんだけど』と思いながらもツッコまないのです。本人が本当に感謝しているというのが分かれば、いちいち訂正する必要もないし、まっ、いいか、となります。視聴者だって正直、ポンコツ芸人の『噛み』をスルーする技術を持っています」
ただし、「噛んでますよ」はうまく突っ込むと笑いになることはあるという。実家が神社の狩野は神主の資格を持っている。神主は祝詞(のりと)を行う。これは、参拝者の願いを神様に届ける行為であり、大事な役である。これを一所懸命練習し、読み上げ、「以上、祝詞でした!」とやろうとしたところ、間違えて「以上、呪いでした」って言ってしまい、参拝者は「おい!」と激怒。この時のツッコミは正しいツッコミであり、正しいツッコミを学ぶには、バラエティ番組をしっかり見ることが重要だと語った。なお、具体的な数字も挙げたが、噛んだ場合、8割はスルーしてほしいとのこと。
そんな中、ツッコミがうまい女性タレントとしては平愛梨の名前が挙がった。過去に旅番組をやっていた時、出演者がごちゃごちゃと喋り始め、収拾がつかなくなると「うるさいお前ら、次に行くよ!」と決める。遊ばせて泳がせて…、で最後に仕切るタイプなのだという。他にも足立梨花がこうした役を上手にこなすという。
(c)AbemaTV

